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寒い日が続きますね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。

2/1『おじくんとめいちゃん(1)』(ナキエイドー)

半年前に連載が終了した売れない漫画家男性と彼を慕う姪っ子との交流を描く物語。
冴えない男性を元気づけようと奮闘する姪っ子が健気で良い子。表情豊かで可愛い。


2/3『マリッジトキシン(3)』(依田瑞稀/静脈)

毒使いの殺し屋と結婚詐欺師の女性がひょんなことからコンビを組んで婚活をする物語。
トリッキーな設定に癖の強いキャラクタ達、バトルシーンのダイナミックな作画が特徴的。


2/3『てるてる建設(株)(2)』(安藤コウヘイ/馬渕朝子)

建設会社に入社した新卒女子が現場監督として働きながら仕事を学んでいく物語。
業務や管理体制など、テーマである建築現場を分かりやすく描こうという姿勢が感じ取れる。


2/6『ザ・ファブル The second contact(6)』(南勝久)

元「殺しの天才」の男とその周囲の裏社会の人々を描く物語。
主人公のスタンスの変化でストーリーにも変化が出てくるかと思いきやそうでもなさそう。


2/8『潮が舞い子が舞い(9)』(阿部共実)

とある高校の個性豊かなクラスメイト達の交流を描く群像劇。
キャラクタの個性を丁寧に描き分けつつ、複雑に絡み合う人間関係もしっかり描かれている。


2/8『違国日記(10)』(ヤマシタトモコ)

両親を亡くした少女とその娘を引き取った小説家の叔母との共同生活を描く物語。
主人公二人がお互いに影響を与え合いながら良い方向に変化してきていることが感慨深い。


2/8『ダーウィンクラブ(4)』(朱戸アオ)

世界を牛耳る大企業を標的にしたテロリスト集団の謎に迫る刑事が主人公のサスペンス。
実在企業をオマージュしていたり現実感を出すための演出が巧みで惹き込まれる。


2/8『東京ふたり暮らし(2)(完)』(井上まち)

就職を期に徳島から上京してきたカップルの同居生活を描いた作品。
素朴な二人が地元と東京の生活ギャップに戸惑いながらも楽しく暮らす様子が微笑ましい。


2/9『クマ撃ちの女(10)』(安島薮太)

とある理由から熊をターゲットにする猟師の女性を主人公にした作品。
こじれてしまった主人公と相方男性との関係性をどのようにフォローしていくか気になる。


2/9『ミムムとシララ(3)(完)』(佐藤夕子/端)

魔法学校の優等生少女二人が変身魔法の課題などのために様々な生物の性器を見に行く物語。
本来あるはずのない無生物であるゴーレムの生殖器の話など独自のアイディアがユニーク。


2/9『河畔の街のセリーヌ(2)』(日之下あかめ)

19世紀のパリを舞台に情動の薄い少女がお針子や女中など様々な職業を体験していく物語。
近代化していくパリの中での一般市民の営みや生活が臨場感を持って丁寧に描かれている。


2/9『相方が俺を好きすぎる』(パン﨑まろやか)

売れない芸人男性と彼を好き過ぎるファンの男とが漫才コンビを組む4コマ漫画。
噛み合わないようでどこか相性のいい二人のやり取りが面白い。


2/10『黄泉のツガイ(3)』(荒川弘)

ある村で生まれた双子の兄妹を中心に繰り広げられるファンタジー作品。
敵対する勢力側のキャラクタ達もしっかり魅力的に描いてくれるのが荒川作品らしくて良い。


2/13『ゆびさきと恋々(8)』(森下suu)

聴覚障がいを持つ女子大生と異文化交流を好む男性との関係を描いた作品。
主人公二人どちらも相手に対して誠実でいようとする姿勢が感じ取れて好感が持てる。


2/13『るなしい(3)』(意志強ナツ子)

カルト宗教の家で生まれた女子と彼女の幼馴染男子、もう一人の男子との関係を描いた作品。
歪んだ思想を妄信し、自身の正しさを疑わない異様なやり取りには妙な迫力がある。


2/15『希釈王』(須川佳)

ノームやエルフなど様々な人種が共存する街を舞台に彼らの日常を描くオムニバス。
体格が小さすぎて横断歩道が渡れないノームの話など、アイディアがユニーク。


2/15『君の戦争、僕の蛇(3)(完)』(中野でいち)

パートナーの血を吸い異形の姿となって怪物と戦う少年と彼の相方の女性との関係を描く物語。
絶望感のある世界観や残酷なストーリーの魅力はある。どのように物語の幕を閉じるか。


2/15『ラブらず 恋が分からない男女の話(1)』(梅里汐)

恋に憧れはあるけど恋愛感情がわいてこない似たもの同士男女の交流を描く物語。
センシティブな題材をコメディ感強めに面白おかしく描いてくれており読みやすい。


2/16『天幕のジャードゥーガル(2)』(トマトスープ)

モンゴル帝国が猛威を振るう12世紀を舞台に奴隷の少女の数奇な運命を描く物語。
強い意思と信念をもって過酷な境遇に立ち向かう主人公の姿が大変に魅力的。


2/16『海が走るエンドロール(4)』(たらちねジョン)

65歳の女性がある青年との出会いをきっかけに映画製作を志す物語。
主人公が人生の残り時間を意識しながらも新しいことにチャレンジしていく姿が素敵。


2/16『ふたりエスケープ(4)(完)』(田口囁一)

締切に追われる漫画家と無職の同居人、二人の女性の現実逃避の様子を描いた百合コメディ。
全力でバカなことに取り組む主人公達の楽しそうな様子が微笑ましい。


2/16『推しが死んだのでタイムリープして生存ルート確保します!(1)』(鈴木二三江)

幼なじみの女性を崇拝するもう一人の女性がタイトル通りの事象を試みる物語。
ミステリ仕立てのストーリーを上手くコントロールしてくれるか見物。


2/16『白山と三田さん(5)』(くさかべゆうへい)

田舎に住む地味な高校生カップルのちょっと変な交際の様子を描いた作品。
独特のリズムとテンションで繰り広げられるコメディのスタイルは唯一無二の雰囲気


2/16『おぼこい魔女はまじわりたい!(4)』(仲邑エンジツ)

一人前になるために性交が必要な魔女見習い少女と彼女に迫られる少年を描くラブコメディ。
主人公二人だけでなく周囲のクラスメイト達の人間模様なんかも丁寧に描かれている。


2/17『付き合ってあげてもいいかな(10)』(たみふる)

勢いで付き合い始めた大学生二人のすんなりいかない関係を描く百合恋愛物。
元恋人ならではの距離感や気の置けない関係性にリアリティがある。


2/17『やまさん~山小屋三姉妹~(1)』(坂盛)

個性豊かな三姉妹が営む山小屋とそこに訪れる人々との交流を描く物語。
登山に関する描写が丁寧で題材へのリスペクトが感じ取れる。


2/20『放課後ていぼう日誌(10)』(小坂泰之)

「ていぼう部」に入部した手芸好きな少女と個性的な部員たちを描く女子高生釣り物。
釣り自体からその後の調理に至るまで描写が丁寧で題材に対するリスペクトを感じる。


2/20『亜人ちゃんは語りたい(11)(完)』(ペトス)

吸血鬼などの亜人が集まる高校のクラスを舞台に亜人達の社会生活を描いた作品。
7年におよぶ長期連載になった作品も完結。どのように幕を下ろすか楽しみ。


2/20『地球から来たエイリアン(3)』(有馬慎太郎)

地球とは別の惑星の居住環境を整えるため原生生物に手を加える人々を描く物語。
空想生物のユニークな生態は現実の生き物の生態を参考にしつつアイディア豊富で面白い。


2/20『オタクに優しいギャルはいない!?(3)』(のりしろちゃん/魚住さかな)

隠れオタクのギャルと非オタなギャルにいじられるオタク男子が主人公のラブコメディ。
ダブルヒロイン二人が親友でありながら恋のライバルでもある関係性の描き方が良い。


2/20『音街レコード B面』(毛塚了一郎)

レコード屋でバイトをする女性とその周囲の人々を描く短編集。
作者の自主製作漫画をまとめた作品集で同人誌ならではのユニークな漫画表現が面白い。


2/21『FX戦士くるみちゃん(4)』(でむにゃん/炭酸だいすき)

FXが原因で自死した母親の無念を晴らすため自らもFXの世界に挑戦する女子大生の物語。
学ぶ姿勢がなかったり都合が良い情報だけ妄信するダメな人間の姿にリアリティがある。


2/21『天狗の台所(2)』(田中相)

14歳の1年間、隠遁生活を送る少年とその兄、天狗の末裔二人のスローライフを描いた作品。
賑やかな弟と物静かな兄の掛け合わないようで意外と息が合うやり取りが楽しい。


2/21『ワンダンス(10)』(珈琲)

吃音症の少年と言語以外での表現力が豊かな少女を主人公にした高校ダンス部物。
キャラクタ達の性格と自己表現としてのダンスのスタイルがリンクしていて興味深い。


2/21『たたセン~からめる先生の奇妙な課外授業~(3)』(広瀬べろせ)

EDに悩む教師カップルと彼らに巻き込まれた新任教師の奮闘を描くコメディ。
頭の悪い設定とふざけ倒すコメディスタイルがバカな方向に振り切れていて笑える。


2/24『言葉の獣(2)』(鯨庭)

言葉が動物に見える共感覚を持った少女が詩が好きなもう一人の少女との交流を描く物語。
登場する架空の生物達は日常生活で使う言葉から連想されておりその発想が面白い。


2/24『自転車屋さんの高橋くん(6)』(松虫あられ)

頼みごとを断れない会社員女性とヤンキーっぽい自転車屋の男性との恋愛を描いた物語。
複雑な家庭事情を乗り越えながら絆を深めていく様子にはほっこりさせられる。


2/24『ローズ ローズィ ローズフル バッド(3)』(いくえみ綾)

ゆるキャラ漫画が代表作の40歳女性漫画家が少女漫画を描くために奮闘する物語。
アラフォーにして主人公に仕事と恋愛両方に大きな転機がきてしまうストーリーが面白い。


2/28『ぷにるはかわいいスライム(3)』(まえだくん)

命が宿ったスライム少女と彼女を作った少年との交流を描いたコメディ。
キャラクタデザインが可愛く、毎話の主人公変身バリエーションには創意工夫が感じ取れる。


2/28『往生際の意味を知れ!(7)』(米代恭)

7年前に振られた元カノに執着する男性と彼に奇妙な依頼をするその女性との関係を描く物語。
目まぐるしく攻守が移り変わる主人公二人の恋の駆け引きが緊迫感があって面白い。


2/28『スノウボールアース(5)』(辻次夕日郎)

コミュ障な少年と彼が唯一心を通わせるロボットが地球を襲う怪獣と戦う物語。
セリフの力やトリッキーなストーリー展開に本作ならではの力強い魅力がある。