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 2023年2月に読んだ新人漫画家作品をまとめます。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2023年1月1日~2023年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 2月読んだ新人漫画家作品は7人分。ぼちぼちのペースで読めております。

 以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。


『ラブらず 恋が分からない男女の話(1)』(梅里汐)

恋に憧れはあるけど恋愛感情がわいてこない似たもの同士男女の交流を描く物語。
キュンとするシチュエーションを冷静に分析する二人の掛け合いがユニーク。


『おじくんとめいちゃん(1)』(ナキエイドー)

半年前に連載が終了した仕事のない漫画家男性と彼を慕う姪っ子との交流を描く物語。
恋愛関係からは遠い家族のような友人のような主人公二人の関係性が独特で心地よい。


『相方が俺を好きすぎる』(パン崎まろやか)

売れない芸人男性と彼を好き過ぎるファンの男とが漫才コンビを組む4コマ漫画。
作者が漫才師やお笑いが好きなことが感じ取れる内容で好感が持てる。


『シクジリンガーの猫(1)』(てらおか現象)

様々な時代の色々な場所に現れて必ず「しくじる」猫が主人公の作品。
シチュエーションのチョイスや各場面の解説の仕方などは面白い。


『推しが死んだのでタイムリープして生存ルート確保します!(1)』(鈴木二三江)

幼なじみの女性を崇拝するもう一人の女性がタイトル通りの事象を試みる物語。
主人公の幼馴染への陶酔とタイムリープ設定がストーリー中で上手く活かされている。


『やまさん~山小屋三姉妹~(1)』(坂盛)

個性豊かな三姉妹が営む山小屋とそこに訪れる人々との交流を描く物語。
登山や山小屋に関する描写は押さえつつキャラ同士の掛け合いはコメディ強め。


『希釈王』(須川佳)

ノームやエルフなど様々な人種が共存する街を舞台に彼らの日常を描くオムニバス。
人種差別や無自覚な大衆の悪意など設定を活かした描写はユニーク。