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年末が近づいてきましたね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。

11/2『逃げ上手の若君(13)』(松井優征)

生きる英雄と殺す英雄、北条時行と足利尊氏の生死を賭けた鬼ごっこを描く物語。
変則的な悪のカリスマの描き方は松井優征作品らしくて素晴らしい。


11/2『ONE PIECE(107)』(尾田栄一郎)

「ひとつなぎの大秘宝」を求めて大海原を旅する麦わら海賊団の冒険を描く物語。
不明瞭だった設定が明らかになり作品世界に新たな視野が与えられる展開は気持ちいい。


11/2『僕とロボコ(15)』(宮崎周平)

平凡な少年の家にやってきたちょっと変なメイドロボが巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画。
お話のバリエーション豊かかつクオリティも安定していて安心感がある。


11/2『正反対な君と僕(5)』(阿賀沢紅茶)

素直になれない陽キャ女子と彼女が想いをよせる物静かな男子との交流を描いた作品。
キャラクタごとの個性の描き分けや心理描写が非常に巧みで皆愛おしい。


11/2『氷の城壁(6)』(阿賀沢紅茶)

人と距離を取りがちな女子高生含む男女グループ4人組の交流を描く物語。
高校生の豊かな感受性や人間関係における繊細な悩みへの解像度が高く現実味がある。


11/2『人造人間100(4)(5)(完)』(江ノ島だいすけ)

優れた肉体を奪い取ろうとする人造人間達を憎む少年と彼と旅する人造人間を描く物語。
全く異なる倫理観を持っており相容れない人間と人造人間の対比がユニーク。


11/2『サチ録~サチの黙示録~(1)』(茶んた)

日々の行いに対する採点結果に人類滅亡の命運が託されたクソガキが主人公のコメディ。
『死亡フラグに気をつけろ!』の茶んた先生新作。軽快なコメディとメタ気味なネタが楽しい。


11/2『BEAT&MOTION(2)』(藤田直樹)

かつてアニメ制作の夢を諦めていた青年がある女性との出会いから再び夢と向き合う物語。
挫折から立ち上がり目標に向かって邁進していく主人公の姿が力強い。


11/2『僕と海彼女(1)』(木崎アオコ)

田舎の島を舞台に、東京から越してきた少年と人魚のような女性との交流を描く物語。
キャラクタの底にある暗い感情と共に堕ちていくようなストーリーがスリリング。


11/2『シバタリアン(2)』(イワムロカツヤ)

奇妙な少年、柴田と彼と友人になった男子高校生が映画を撮るホラー漫画。
トリッキーなストーリー構成とインパクト重視の設定など作品コンセプトは面白い。


11/6『虎鶫 とらつぐみ TSUGUMI PROJECT―(7)(完)』(ippatu)

廃墟と化した日本を舞台に秘密兵器の謎を調査する死刑囚達と異形の少女を描く物語。
ディープでオンリーワンな本作の世界がどのように幕を閉じるか楽しみ。


11/6『ザ・ファブル The second contact(9)(完)』(南勝久)

元「殺しの天才」の男とその周囲の裏社会の人々を描く物語。
第二部完結。ファブルの新しい物語がどのような形で幕を閉じるか楽しみ。


11/6『税金で買った本(9)』(ずいの/系山冏)

ひょんなことから図書館で働くことになったヤンキー少年が主人公の物語。
主人公の素直な感性や知的好奇心が周囲に良い影響を与えていくストーリーが素晴らしい。


11/6『ヤニねこ(2)』(にゃんにゃんファクトリー)

チェインスモーカーで私生活が色々終わっている獣人女子の日常を描いた作品。
堕落しきった主人公を愛嬌のあるビジュアルを被せてコミカルに描くスタイルがユニーク。


11/7『スイカ(3)』(森とんかつ)

オカルト的存在の少女と彼女に気に入られた不運な高校教師コンビを描くホラーギャグ。
きっちり不気味なホラー描写とシュールな展開が交じり合いオンリーワンな雰囲気。


11/8『僕の心のヤバイやつ(9)』(桜井のりお)

クラスの中心女子と陰キャラ男子との恋愛を描いたスクールカーストラブコメディ。
二人の関係性と気持ちの変化を丁寧に描いてきた本作ゆえに想いが通じた現状は感慨深い。


11/8『AIの遺電子 Blue Age(7)』(山田胡瓜)

ヒューマノイドが人間に交じって生活する近未来の医療現場を描くSF。
現代を生きる人間にも想像可能な範囲のテクノロジを使って新たな倫理観が提示されている。


11/8『僕が恋するコズミックスター(1)』(縁山)

宇宙からやってきた少女とともにヒーロー活動をすることになった少年が主人公の物語。
『家庭教師なずなさん』の縁山先生新作。設定やキャラクタ、掛け合いなど独特で面白い。


11/8『吹部やめたい萩野さん(1)』(桃原)

吹奏楽部の陰キャ女子二人が日陰者でも青春しようと奮闘するコメディ。
某作家へのリスペクトは露骨ながら、それなりに上手く自分の作品へと昇華させている印象。


11/8『部長は少女漫画家(1)』(古都かねる/西村マリコ)

堅物そうに見えて実は会社に内緒で商業少女漫画を連載する男性会社員が主人公のコメディ。
仕事と漫画執筆の両立で四苦八苦する主人公や彼を勘違いする周囲の人々の姿が滑稽。


11/8『ずっと青春ぽいですよ(1)』(矢寺圭太)

アイドル研究部のオタク男子達が陰キャながらも青春を謳歌するために奮闘する物語。
『ぽんこつポン子』の矢寺圭太先生新作。変な方向性ながら一生懸命な若者達の姿が眩しい。


11/8『秋葉原はユーサネイジアの夢を見るか?(1)』(春野ユキト)

メイド喫茶の謎めいた女性に恋をした社会的地位の低い男性を描く物語。
ミステリアスな女性キャラの言動と淡いキャラデザインがマッチしており魅力的。


11/8『ややこしい蜜柑たち(2)』(雁須磨子)

親友の彼氏に不義理な行いをしてしまった女性が主人公の物語。
ショッキングな導入から思いもよらない方向に進む起伏の激しいストーリーが強烈。


11/9『バーサス(2)』(ONE/あずま京太郎/bose)

47体の魔王に支配される世界を救うために立ち上がった47人の勇者達を描くファンタジー。
ONE先生が上手く制御してくれればすごい作品になりそうで今後に期待が高まる。


11/9『光の箱(3)』(衿沢世衣子)

生と死の間に位置するコンビニを舞台にそこで働く人々と迷い込んでくるお客達を描く物語。
独特の世界観とそれを掘り下げるファンタジーな設定がユニーク。


11/9『愛しの彼女は隠れオタク(2)』(タアモ)

彼氏をBLネタとして見ているBL漫画家女性と彼女の仕事を知らない彼氏を描くコメディ。
彼氏が他男性にNTRれる妄想さえいとわない女性側のクズっぷりがひどすぎて面白い。


11/10『クジマ歌えば家ほろろ(4)』(紺野アキラ)

ロシアから来た鳥人間っぽい変な生物と彼と同居することになった家族を描く物語。
主人公の自由奔放な行動が彼の意図せぬところで周りに良い影響を与えていく構成が良い。


11/10『スクールバッグ(2)』(小野寺こころ)

高校に勤める用務員の女性と悩める生徒達との交流を描く物語。
適度な距離感の大人のサポートにより子供達が自力で立ち上がっていく構成はユニーク。


11/10『ニックとレバー(3)(完)』(ミヤタキョウゴロウ)

陽気でポジティブな外国人男性二人組が様々な騒動を巻き起こすショートギャグ漫画。
主人公二人がとんちんかんな行動でひどい目に合いつつも楽しそうなのが良い。


11/13『おとなになっても(10)(完)』(志村貴子)

バーで偶然出会ってお互い惹かれ合う30代女性二人の恋と葛藤を描く百合作品。
最終巻、色んなところでこじれた人間関係にきちんと決着がつくのはハラハラドキドキ。


11/14『コーポ・ア・コーポ(6)』(岩浪れんじ)

安アパートを舞台に日雇い労働者の男やヒモの男性など下層で生きる人々を描いた物語。
多様な環境で育ってきたキャラ達一人一人に実在の人間のような生々しさを感じる。


11/15『涙子さまの言う通り(2)』(山本ルンルン)

カルト的な魅力を持ち人々を惑わす少女が主人公のホラーサスペンス。
無邪気な少女とサイコパスの二面性を持つ主人公に怪しい魅力がある。


11/16『虚構推理(20)』(片瀬茶柴/城平京)

怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
怪異という超常現象をミステリ中のロジックに落とし込む手法が鮮やか。


11/16『宇宙の音楽(3)』(山本誠志)

トランペット奏者を親に持つ喘息持ちの少年が高校の吹奏楽部で新たな夢を追いかける物語。
バラバラだった部員達が演奏で一つのものを作り上げていくストーリー構成が素敵。


11/16『生徒会にも穴はある!(5)』(むちまろ)

曲者揃いの生徒会の過激でちょっとエッチな日常を描いた下ネタコメディ。
作者の頭の中にあるド下ネタを少年誌向けに去勢して何とか収めている雰囲気が感じ取れる。


11/16『シェアーズ(2)』(つゆきゆるこ)

触れることで相手の記憶を共有する男性と人との接触が苦手な小説家男性を描いた作品。
主人公二人の関係性と上手くリンクしたストーリー構成が鮮やか。


11/17『【推しの子】(13)』(赤坂アカ/横槍メンゴ)

人気アイドルの隠し子である双子の兄妹がそれぞれの方法で母の足跡をたどる芸能界物語。
主人公二人の黒い復讐心がそれぞれに動き出して緊迫感が高まる。


11/17『恋愛代行(1)』(赤坂アカ/西沢5ミリ)

恋愛をリアルタイムでアドバイスしてくれるサービスに頼る男女の関係を描く物語。
赤坂アカの新作。『かぐや様』序盤のようなトリッキーな恋愛バトルが繰り広げられそう。


11/17『よふかしのうた(18)』(コトヤマ)

不眠症の少年と吸血鬼の少女との夜の街を舞台にした不思議な交流を描く物語。
吸血鬼のルールが明らかになりキャラエピソードも消化して物語はいよいよ終盤戦の様相。


11/17『白山と三田さん(8)』(くさかべゆうへい)

田舎に住む地味な高校生カップルのちょっと変な交際の様子を描いた作品。
絆を深めていく主人公カップルの関係性が素敵。夢を追う姿も健気で応援したくなる。


11/17『カナカナ(6)』(西森博之)

他人の心が読める少女とピュアな心を持った強面男性との生活を描く物語。
デビュー35年経っても変わらぬ雰囲気を維持する西森博之作品。安心して読める。


11/17『おじさんがなぜか可愛い。(1)』(水谷みちる)

久々に入った新入職員の現場教育に四苦八苦するおじさん課長の生態を描いた作品。
狙ったわけではない日常の言動がなぜだか可愛い中年男性の姿に癒される。


11/21『令和のダラさん(3)』(ともつか治臣)

山に住まう異形の妖怪と彼女と仲良くなった人間の姉弟との交流を描くコメディ。
重すぎる過去話や怪異描写とまるで緊張感のない日常パートとの落差が激しく独特の読み味。


11/22『青野くんに触りたいから死にたい(11)』(椎名うみ)

死んで幽霊になった恋人を一途に愛し続ける女子高生を描いた純愛ホラー。
ショッキングなストーリーの数珠繋ぎが強烈。背筋の凍る演出などホラー描写も冴えわたる。


11/22『君と宇宙を歩くために(1)』(泥ノ田犬彦)

できないことから逃げるヤンキーの少年とできないことに向き合うもう一人の少年の物語。
対比的な二人が影響し合い良い方向に向かっていくポジティブなストーリーが素晴らしい。


11/22『ダーウィン事変(6)』(うめさわしゅん)

人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」の少年が主人公の物語。
精緻な作画や現実のアメリカ社会要素の組み込みなどで高いリアリティが演出されている。


11/22『ブルーピリオド(15)』(山口つばさ)

高校2年時に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸術に打ち込む物語。
伴走させることで登場人物に感情移入させるテクニックが巧み。


11/22『平和の国の島崎へ(4)』(濱田轟天/瀬下猛)

国際テロ組織の工作員だった男性が一般人になり平和な日本で暮らす物語。
主人公の異質さを受け入れる周囲の人々や変わっていく主人公の描き方が素敵。


11/22『ひとりでしにたい(7)』(カレー沢薫/ドネリー美咲)

孤独死した叔母と同じ道を辿りたくない35歳の独身女性を描く物語。
厭世めいたコメディのスタイルとヘビーな社会問題とが混在しており独特な雰囲気。


11/22『なおりはしないが、ましになる(3)』(カレー沢薫)

発達障害の検査やその特性と折り合いをつけながらの社会生活を描く体当たりレポ漫画。
作者自身の思考を言語化する能力が高くレポ漫画としてクオリティが高い。


11/22『8月31日のロングサマー(2)』(伊藤一角)

ループする8月31日を抜け出すために関係を深めようとする男女を描いたラブコメディ。
利害関係が一致しているだけだった二人の恋愛が着実に進展していくストーリー構成が良い。


11/22『脳梁ドッグファイト(1)』(常盤魚)

思わせぶりな幼なじみ女子に対して理性と本能がせめぎ合う男子の葛藤を描いたコメディ。
理性の左脳と本能の右脳を擬人化して掛け合いをさせるスタイルがユニーク。


11/22『街道あるくんです(1)』(竹本真/猪乙くろ)

江戸時代の幽霊女性を成仏させるために東海道を歩いて旅する会社員二人を描く作品。
『前略 雲の上より』コンビの最新作。ニッチジャンルのオタクキャラが相変わらず強烈。


11/24『ローズ ローズィ ローズフル バッド(4)』(いくえみ綾)

ゆるキャラ漫画が代表作のアラフォー女性漫画家が少女漫画を描くために奮闘する物語。
経験したことのないイベントが次々舞い込んで混乱する主人公の奮闘を応援したくなる。


11/24『自転車屋さんの高橋くん(7)』(松虫あられ)

頼みごとを断れない会社員女性とヤンキーっぽい自転車屋の男性との恋愛を描いた物語。
育ってきた家庭環境や家族の問題などシビアな場面を避けずに描いてくれるのが本作らしい。


11/28『アウトサイダーパラダイス(1)』(涼川りん)

『あそびあそばせ』の先輩キャラ達の重めな人間模様を描いたコメディ。
キャラクタそのままに他出版社で新連載として再スタートするパターン珍しい。


11/28『本田鹿の子の本棚 愛憎界曼荼羅篇』(佐藤将)

クレイジーな読書趣味の娘の本棚を盗み見る父親とぶっ飛んだ設定の作中作を描くコメディ。
オーソドックスなフィクション設定をメタった作中作は発想力豊か。


11/30『トリリオンゲーム(8)』(稲垣理一郎/池上遼一)

世界一ワガママな男とPCオタク、二人の青年が1兆ドル稼ぐことを目指す物語。
味方陣営の面々が協力し合いダイナミックに邁進していくストーリーには爽快感がある。


11/30『おつれあい(3)(完)』(安堂ミキオ)

無愛想で思考が読めない夫と彼の妻を中心とした人間模様を描いた作品。
人と人が交流の中で成長しシビアな現実を乗り越えていく姿が丁寧に描かれている。


11/30『商店街のあゆみ』(panpanya)

だいたい年に一度のお楽しみ、panpanya先生の新作短編集。
ノスタルジックなモチーフやヘンテコな論理展開などオンリーワンの魅力にあふれている。