2023年11月に読んだ新人漫画家作品をまとめます。
※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2023年1月1日~2023年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。
11月読んだ新人漫画家作品は5人分。今月も少な目。2023年もラスト1か月だけど最後まで低調になりそう。
以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。
『君と宇宙を歩くために(1)』(泥ノ田犬彦)
ヤンキーの少年と転校生のもう一人の少年、「普通」ができない二人を描く物語。
タイプは違うが類似の悩みを持ち、互いを尊重し合う二人の関係性がたまらなく愛おしい。
『脳梁ドッグファイト(1)』(常盤魚)
思わせぶりな幼なじみ女子に対して理性と本能がせめぎ合う男子の葛藤を描いたコメディ。
意地っ張りで見栄を張るけど内心は不安でいっぱいな主人公カップルがどちらも可愛らしい。
『ドルおじ #ドールに沼ったおじさんの話(1)』(さとうはるみ)
仕事人間のアラフォー男性がビスクドール沼にどっぷりハマっていく物語。
美しいものに出会い新しい価値観に目覚めていく主人公の新鮮なリアクションが素敵。
『秋葉原はユーサネイジアの夢を見るか?(1)』(春野ユキト)
メイド喫茶の謎めいた女性に恋をした社会的地位の低い男性を描く物語。
優しく導いてくれるようで時より不可解な言動を取るヒロインには妖しい魅力がある。
『おじさんがなぜか可愛い。(1)』(水谷みちる)
仕事では頼りになるけど日常的な言動はなんだか可愛いおじさん達の生態を描いた作品。
仕事と趣味嗜好のギャップなど純粋なおじさん言動に焦点が当たっていてユニーク。