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 2023年12月に読んだ新人漫画家作品をまとめます。

※この記事中で扱う新人漫画家の定義は、「2023年1月1日~2023年12月31日の間に初商業コミックが発売になった漫画家」としています。また、二人以上で描いている場合は、どちらか一方が上記のレギュレーションに合致すればOKとしています。

 12月読んだ新人漫画家作品は4人分。最後まで低調でした。

 以下には、読んだ作品の表紙と感想を羅列していきます。個人的なオススメ順に並べていますので参考にして頂ければ幸いです。


『一二三四キョンシーちゃん(1)』(つのさめ)

最新技術で作られたキョンシー少女と彼女と同居する小学生女子が主人公のコメディ。
可愛らしいキャラデザインと妙に冷静な掛け合いが独特の雰囲気。


『開花アパートメント(1)』(飴石)

大正末期を舞台にあるアパートに住む秘密を抱えた変わり者を描く物語。
当時の人々のファッションや生活習慣などが作品内でしっかり描写されている。


『ノス&ザクロ』(ラリアット)

物静かな母親と天真爛漫な娘、二人の吸血鬼親子と周囲の人外達の交流を描く物語。
キュートな造形のキャラクタ達は大変魅力的で作者が好きなものを描いている雰囲気。


『こどもどろぼう(1)』(山吹)

父母と娘、仲良し家族と彼らの自宅に押し入った空き巣の男との奇妙な関係を描く物語。
妙に能天気な人物が多いせいで常識人の父親が四苦八苦している様子が滑稽。