2024年ですね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。
1/4『姫様"拷問"の時間です(13)』(ひらけい/春原ロビンソン)
バーニャカウダやハヤシライスなど様々な拷問を受ける囚われの姫を描いたコメディ。
本来厳しいはずの拷問という設定の制約条件がガバガバになった雰囲気が滑稽。
1/4『呪術廻戦(25)』(芥見下々)
社会に潜んだ呪いを祓う呪術師達と呪霊との戦いを描く物語。
死滅回游編で停滞気味だったメインキャラクタのストーリーが動き始めて盛り上がってきた。
1/4『僕とロボコ(16)』(宮崎周平)
平凡な少年の家にやってきたちょっと変なメイドロボが巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画。
珍しく数話にまたがる中編ストーリーが展開されり、お話にバリエーションがある。
1/4『ダンダダン(13)』(龍幸伸)
サイキック少女と怪異に憑りつかれた少年がオカルト的存在達と戦う物語。
高い画力で描かれる精緻なアクションシーンは躍動感が高くダイナミック。
1/4『氷の城壁(8)』(阿賀沢紅茶)
人と距離を取りがちな女子高生含む男女グループ4人組の交流を描く物語。
いよいよメイン4人の物語が本格的に始まっていきそう。どのような人間模様になるか楽しみ。
1/4『ハンサムマストダイ(上)』(アストラ芦魔)
ハンサムアイドル界に巣食う悪を倒すために戦うドルオタ女性の奮闘を描いたコメディ。
インパクトの強い設定に勢いのあるギャグスタイルが上手くマッチしていて楽しい。
1/4『悪役令嬢転生おじさん(6)』(上山道郎)
乙女ゲームの主人公敵対お嬢様キャラに異世界転生したおじさんを描くコメディ。
ファンタジー世界や現実とゲームがリンクしたメタ要素の面も丁寧に作り込まれている。
1/5『僕が恋するコズミックスター(2)』(縁山)
宇宙からやってきた少女とともにヒーロー活動をすることになった少年が主人公の物語。
主人公のヒーローとしての成長と少女の恋が上手く合わさったストーリー構成。
1/5『恋をしたのに世界は滅びる気配もない(1)』(東雲)
図書館に勤める人見知り男性と未亡人の官能小説家との関係を描くラブストーリー。
明るく艶やかなヒロインが魅力的。外面と内面のアンバランスさもユニーク。
1/6『こっち向いてよ向井くん(6)』(ねむようこ)
25歳で恋人にフラれてから10年間恋愛していない会社員男性の新しい恋への奮起を描く物語。
10年前の恋愛に向き合うことを強いられてメンタルをずたずたにされる主人公が不憫。
1/9『アルスラーン戦記(20)』(荒川弘/田中芳樹)
国を追われた王子とその仲間達の祖国奪還の戦いを描いた大作小説のコミカライズ。
原作の第一部にあたる部分の完結が近いようで、どのように物語をまとめてくれるか楽しみ。
1/9『ベアゲルター(7)』(沙村広明)
地方の孤島にてヤクザや裏社会の組織達がある商品を巡って争うアクション物。
拷問シーンのグロテスクさや巨大な利権が絡む裏社会の設定など沙村シリアスらしさ満載。
1/10『かさねと昴(3)』(山田金鉄)
女装が趣味な会社員男性と彼の同僚の女性との交流を描く物語。
各キャラクタについて細かい心理の揺れ動きまで丁寧に掬い取る描写力はお見事。
1/10『スルーロマンス(3)』(冬野梅子)
恋愛脳で衝動的な女性と真面目で慎重派なもう一人の女性、対照的な二人を描く物語。
キャラクタごとの性格や思考回路の描き分け、独特の心理描写がユニークな作品。
1/12『アフターゴッド(6)』(江野朱美)
「神」により日本列島の半分が占拠された日本を舞台に神に復讐を誓う少女を描く物語。
江野作品の残酷でグロテスクな魅力が際立つ。作品世界を表現する作画の強さも素晴らしい。
1/12『黄泉のツガイ(6)』(荒川弘)
ある村で生まれた双子の兄妹を中心に繰り広げられるファンタジー作品。
個性的なキャラクタ達やテンポよく進む掛け合いなど荒川作品らしさがある。
1/12『竜送りのイサギ(1)』(星野真)
斬首した人間の記憶が見える処刑人の青年が竜を殺すために旅をする物語。
遺志が受け継がれるドラマティックでスケールの大きなストーリーが魅力的。
1/12『東大の三姉妹(1)』(磯谷友紀)
東大卒の三姉妹と末っ子の弟、高学歴女子ならではの苦悩や恋模様を描く物語。
磯谷友紀先生新作。学歴に対するコンプレックスなどを現代的な価値観で描いてくれそう。
1/12『無能の鷹(7)』(はんざき朝未)
有能そうで実際にはどうしようもないポンコツな女性会社員が主人公のお仕事コメディ。
勘違いネタ中心のバカバカしいお話が中心ながら、IT会社の描写に妙なリアリティがある。
1/13『推しが武道館いってくれたら死ぬ(10)』(平尾アウリ)
熱狂的な地下アイドルオタと推しアイドル達との交流を描いたコメディ。
ドルオタ達の濃い活動やアイドル達のプロ意識などの描き方が魅力的。
1/17『私の百合はお仕事です!(13)』(未幡)
お嬢様学園のコンセプトカフェで働く少女達の人間模様を描く百合物語。
こじれていたキャラクタ関係に恋愛至上主義モンスターが投入され混乱はより深まった。
1/18『エロチカの星(3)』(前野温泉)
さえない漫画家志望の男性と謎の美少女がコンビを組んでエロ漫画家のトップを目指す物語。
強引で暴走しがちなヒロインと彼女を心理面を支える主人公のコンビが良い組み合わせ。
1/18『ドッグスレッド(1)』(野田サトル)
夢が潰えたフィギュアスケータの少年がアイスホッケーに舞台を移して戦う物語。
『ゴールデンカムイ』の野田サトル先生新作。アイスホッケーという題材へのリベンジ熱い。
1/18『スナックバス江(14)』(フォビドゥン澁川)
老婆とチーママが切り盛りする場末のスナックを舞台にしたギャグ漫画。
絶妙なネタのチョイスやテンポの良い掛け合いなど、各コメディ要素のクオリティが高い。
1/18『松かげに憩う(4)』(雨瀬シオリ)
幕末の日本を舞台に、吉田松陰と彼の元に集う歴史の偉人達を描く物語。
松陰の人を惹きつけるエネルギッシュな魅力の描き方に説得力がある。
1/18『ダンピアのおいしい冒険(6)(完)』(トマトスープ)
いわゆる海賊船に乗り込み太平洋を旅する好奇心旺盛な男を主人公にした物語。
未知の世界や食べ物、現地の人々に対する主人公の並々ならぬ好奇心が強く描かれている。
1/18『異世界ありがとう(5)』(荒井小豆/ジアナズ)
異世界転生した30代男性二人がRPG風のファンタジー世界を楽しむ物語。
お互いの個性を活かして助け合う主人公二人の役割分担が良いバランス。
1/23『望郷太郎(10)』(山田芳裕)
500年のコールドスリープから目覚めた男がイランから日本へ荒廃した世界を旅する物語。
様々な人間達の思惑が交錯する複雑な展開で手に汗握る緊迫感がある。
1/23『だんドーン(2)』(秦三子)
幕末を舞台に「日本警察の父」と呼ばれる男、川路利良の生涯を描く物語。
重厚なストーリーとパワフルなコメディが混ざるスタイルは秦三子作品らしさ満載。
1/23『刷ったもんだ!(11)』(染谷みのる)
デザイナーとして働く元ヤン女性を主人公とした印刷会社コメディ。
印刷会社の業務そのものや会社という組織の描き方は相変わらず丁寧でお仕事物として優秀。
1/23『ニセモノの錬金術師(1)』(杉浦次郎/うめ丸)
チートスキルで錬金術師を演じる転生者の男性と彼が買った奴隷の少女を描くファンタジー。
『僕の妻は感情がない』の杉浦次郎先生の落書き漫画が作画の先生を招いて待望の商業化。
1/25『スーパーの裏でヤニ吸うふたり(4)』(地主)
スーパーに通う会社員男性とそこの従業員女性との喫煙所での会合を描いた作品。
徐々に距離が近づき二人の関係が恋愛へと変化してきた雰囲気。
1/26『バーナード嬢曰く。(7)』(施川ユウキ)
似非読書家の女子高生とその読書家友人達との掛け合いを描いた読書あるあるコメディ。
本好きなら身に覚えのあるネタチョイスが毎回的確で共感性が高い。
1/26『シメジ シミュレーション(5)』(つくみず)
2年間の引きこもり生活で頭からしめじが生えてきた少女を主人公にした作品。
巻が進むごとに世界のルールが崩れていく壮大なストーリー展開は凄まじい。
1/26『神さまがまちガえる(4)(完)』(仲谷鳰)
あらゆるものの左右が反転するなど世界規模で起こるバグの中で生きる人々を描いた作品。
日常生活に支障が出ない程度の世界改変という発想が面白くバリエーションも豊か。
1/26『放課後帰宅びより(1)』(松田舞)
帰り道にロマンを求めるハイパー帰宅部の主催者女子と彼女に巻き込まれた少年を描く物語。
『ひかるイン・ザ・ライト!』の松田舞先生新作。ユニークな題材がどう活かされるか楽しみ。
1/29『この復讐にギャルはいらない(3)』(まの瀬)
人間不信の元殺し屋の少年と彼を慕う同じクラスのギャルとの交流を描いた作品。
絶妙にかみ合わない主要キャラ三人の思考や策略のチグハグ具合が上手く制御されている。
1/29『とくにある日々(4)』(なか憲人)
女子高生二人とその周囲の人々のちょっとヘンテコなやり取りを描いた日常コメディ。
些細な出来事に対する着眼点や話題の広げ方は本作でしか味わえないシュールな雰囲気。
1/30『生きてるうちに推してくれ(4)』(丹羽庭)
霊が視えるアイドル女性と除霊を生業にする坊主とのコンビを描いたコメディ。
モブも含めて癖が強すぎるキャラクタ達が繰り広げるボケツッコミ激しい掛け合いが楽しい。
1/30『フォルトゥーナ 上下』(神羊弱虫)
醜い容姿ゆえに人里を追われ「森の怪物」として生きる青年の一生を描く物語。
人間の温かさと残忍さの間で揺れる主人公の葛藤がドラマティックなストーリーで描かれる。
1/31『いっていっぱいいって』(位置原光Z)
性に対する認識が明後日の方向にずれた女子達の会話劇を描いた下ネタギャグオムニバス。
位置原光作品における下ネタ発想のバリエーションに毎度感心させられる。
1/31『ふたりで木々を』(平方イコルスン)
ヘンテコ行動原理で動く女子達が主人公のショートショート集。
平方イコルスン先生の独特過ぎるセリフ回しや論理展開はクセになる。