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GWですね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。

5/2『姫様"拷問"の時間です(15)』(ひらけい/春原ロビンソン)

高級食パンやワッフルなど様々な拷問を受ける囚われの姫を描いたコメディ。 
本作独自の拷問概念が更に広がって好き放題に展開されており楽しい。


5/2『ワールドトリガー(27)』(葦原大介)

異次元からの侵略者である近界民と戦うボーダー達を描いた戦略バトル物。
しっかり個性を持っているキャラクタ達と設定の作り込みが合わさってとんでもない情報量。


5/2『あかね噺(11)』(馬上鷹将/末永裕樹)

落語家だった父親の無念を晴らすため自身も落語家になり真打を目指す少女が主人公の物語。
キャッチーさを重視しながらも落語という題材の魅力や多様性を描こうとしている点は良い。


5/2『グリーングリーングリーンズ(1)』(寺坂研人)

熱中できることのない空っぽな少年がゴルフのプロを目指す少女と出会い変わっていく物語。
ぼんやり生きてきた主人公がゴルフに夢中になり表情も活き活きとしていく姿が鮮烈。


5/2『Thisコミュニケーション(12)』(六内円栄)

残酷非道な軍人の男と特殊な特性を持つ6人の少女達が人類の敵である怪物と戦う物語。
修復不能なキャラクタ関係と世界の命運にどのような決着がつくか楽しみ。


5/2『目の前の神様(1)』(久野田ショウ)

プロデビュー戦で将棋界期待の天才に敗れてからスランプに苦しむ棋士が主人公の物語。
『一日三食絶対食べたい』の久野田ショウ先生新作。どこかコミカルな雰囲気は健在。


5/2『カグラバチ(2)』(外薗健)

父を殺された刀鍛冶の息子が特殊な力を持つ妖刀を携えて仇打ちの旅をする物語。
 復讐をベースにしたストーリーやキャッチーな世界観などのバトル漫画としてわかりやすい。


5/2『氷の城壁(11)』(阿賀沢紅茶)

人と距離を取りがちな女子高生含む男女グループ4人組の交流を描く物語。
繊細で多感な高校生達の心理描写に対する描き分けが巧みで共感性が高い。


5/2『下足痕踏んじゃいました(4)』(麻生みこと)

誘拐などの凶悪事件を担当する新米刑事とパートナー先輩女性とのコンビを描いた作品。
ストーリーの中での緩急の付け方が上手くキャラクタと一緒に振り回される感覚が楽しい。


5/7『ゴールデンマン(1)』(ペトス/恵広史)

得体の知れない記憶喪失の男が姿を消した街のヒーローに成り代わって悪と戦う物語。
『亜人ちゃんは語りたい』のペトス先生原作。王道なようでトリッキーなストーリーが面白い。


5/7『恋をしたのに世界は滅びる気配もない(2)』(東雲)

図書館に勤める人見知り男性と未亡人の官能小説家との関係を描くラブストーリー。
ちょっと抜けていてコミカルなコメディの雰囲気とキュートなヒロインのキャラクタが素敵。


5/7『税金で買った本(11)』(ずいの/系山冏)

ひょんなことから図書館で働くことになったヤンキー少年が主人公の物語。
やっかいな利用者や同僚への対処も含めた図書館業務が現実感を持って描かれている。


5/7『ヤニねこ(4)』(にゃんにゃんファクトリー)

チェインスモーカーで私生活が色々終わっている獣人女子の日常を描いた作品。
複数作家の合作ゆえか作品全体が制御されていない雰囲気が面白い。


5/8『かさねと昴(4)』(山田金鉄)

女装が趣味な会社員男性と彼の同僚の女性との交流を描く物語。
現実感のある仕事の失敗シーンや恋人に対する本音と建て前などリアリティがある。


5/8『秋葉原はユーサネイジアの夢を見るか?(2)』(春野ユキト)

メイド喫茶の謎めいた女性に恋をした社会的地位の低い男性を描く物語。
優しく導いてくれるようで時より不可解な言動を取るヒロインには妖しい魅力がある。


5/8『スルーロマンス(4)』(冬野梅子)

恋愛脳で衝動的な女性と真面目で慎重派なもう一人の女性、対照的な二人を描く物語。
先端的な価値観を持ちつつそれでも恋愛にすがるキャラクタ達の姿が興味深い。


5/8『ブランチライン(6)』(池辺葵)

アパレル会社に勤める三女を含む四姉妹と母親と長女の息子の6人家族を描く物語。
池辺葵作品の代名詞である余白を贅沢に使ったシンプルな画面構成は唯一無二。


5/9『バーサス(3)』(ONE/あずま京太郎/bose)

47体の魔王に支配される世界を救うために立ち上がった47人の勇者達を描くファンタジー。
美麗な作画で描かれるキャラクタ達やダイナミックな戦闘シーンは非常に魅力的。


5/9『戦車椅子-TANK CHAIR-(6)』(やしろ学)

殺気に反応して正気を取り戻す植物人間の殺し屋と彼をサポートする妹が主人公の物語。
殺伐とした世界観の下でのケレン味溢れるキャラクタ達による派手なバトルは爽快感がある。


5/9『極主夫道(14)』(おおのこうすけ)

元ヤクザの強面過ぎる主夫と肝っ玉の据わった妻を中心に繰り広げられるコメディ。
パワフルなキャラクタ達に全力でアホらしいことをやらせるスタイルは瞬発力がある。


5/10『スクールバック(3)』(小野寺こころ)

高校に勤める用務員の女性と悩める生徒達との交流を描く物語。
シビアな悩みを抱えた高校生達の根本的な問題は解決しないお話の構成が特徴的。


5/10『クジマ歌えば家ほろろ(5)』(紺野アキラ)

ロシアから来た鳥人間っぽい変な生物と彼と同居することになった家族を描く物語。
無神経な主人公の言動が意図せぬところで他キャラ達を救っていくストーリー構成が素敵。


5/10『冥天レストラン(3)』(鈴野スケ)

不慮の事故で死んだ御曹司が生き返るために冥界のレストランで働くことになる物語。
シリアスな場面でも緊張感のないコメディの雰囲気などが特徴的。


5/11『黄泉のツガイ(7)』(荒川弘)

ある村で生まれた双子の兄妹を中心に繰り広げられるファンタジー作品。
小物のようなキャラが意外と活躍したりチート級に強い敵が登場するのは荒川作品らしい。


5/13『淡島百景(5)』(志村貴子)

舞台女優を養成するための女学校を舞台に学生や親族などそれぞれの想いが錯綜する群像劇。
煌びやかな世界を描く一方で暗い感情も描写しており歌劇学校という舞台が活かされている。


5/13『放課後ブルーモーメント(3)』(旗谷澄生)

真面目だけど要領の悪い女子と補習授業で一緒になった男子との交流を描いた作品。
少年少女のピュアな恋心やシチュエーション演出など少女漫画としてどの要素も高水準。


5/15『開花アパートメント(2)』(飴石)

大正末期を舞台にあるアパートに住む秘密を抱えた変わり者を描く物語。
当時の人々のファッションや生活習慣などが作品内でしっかり描写されている。


5/15『かわいすぎる人よ!(2)』(綿野マイコ)

容姿に自信がない少女と容姿端麗なおじ、同居する二人の生活を描く物語。
素直で純粋無垢な少女とそんな彼女を大好きなおじとの交流がたまらなく愛おしい。


5/15『銀のくに(1)』(はやしわか)

新潟に住む少女と家庭の事情で彼女と同居することになったいとこ兄妹を描く物語。
柔らかい絵柄や雪国の雰囲気、徐々に打ち解けていくキャラクタ達の交流の様子が素敵。


5/16『虚構推理(21)』(片瀬茶柴/城平京)

怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
物理現象を超越した存在による事件に合理的な解釈を付けるコンセプトが面白い。


5/16『いつか死ぬなら絵を売ってから(3)』(ぱらり)

ネカフェ暮らしの清掃員の男性と彼の才能を見抜いた美術商の男性が主人公の物語。
様々な立場の画家達の創作姿勢や美術商の業務が絵が描かれておりお仕事物として興味深い。


5/16『DOGA(2)』(武田登竜門)

機械の身体から生き返るために砂漠の国を旅する貴族の青年と彼に同行する女性を描く物語。 
バディ物として全く違った境遇で生まれ育った二人を対比的に描かれている。


5/16『宙に参る(4)』(肋骨凹介)

夫(人間)を亡くした女性(人間)とその息子(ロボット)との宇宙旅行を描いたSF作品。
SF描写における発想力の豊かさや細部の凝り方、ロジカルな説得力には感心させられる。


5/17『アイアンファミリア(2)』(竜丸)

鉄の身体を持つホムンクルスの少年が家族を温かさを求めて犯罪組織と戦う物語。
異能を持った天涯孤独な少年が他者と絆を深めて大切なものを見つけていく構成が素敵。


5/17『恋は忍耐(1)』(川西ノブヒロ)

新たに共学になった元男子高に入学した少女のとある目的のための活動を描く物語。
川西ノブヒロ先生新作。地に足着いた人間描写にトリッキーな設定が合わさって面白い。


5/17『ここは今から倫理です。(9)』(雨瀬シオリ)

問題を抱える生徒達と対話しながら倫理を説く高校教師を描いた物語。
生徒と共に生き方を模索する主人公が等身大の人間味らしさがあり素晴らしい。


5/17『塩田先生と雨井ちゃん(6)』(なかとかくみこ)

ずぼらな男性教員と秘密の交際をする女子高生の一途な恋の日々を描いたラブコメディ。
秘めたる恋愛というシチュエーションを活かした関係性の描き方が素敵。


5/20『放課後ていぼう日誌(12)』(小坂泰之)

「ていぼう部」に入部した手芸好きな少女と個性的な部員たちを描く女子高生釣り物。
釣りの道具やテクニックに関する描写が非常にマニアックかつ丁寧で題材に対して誠実。


5/20『俺の男魂 サクリファイス(3)』(はせべso鬱)

お嬢様女学園で女装が周囲にバレないように悪戦苦闘する男の娘が主人公の物語。
周囲の女子を欺いている主人公の背徳感や抑えきれない性衝動に焦点を当てておりユニーク。


5/20『レトロゲ(2)』(日下一郎/本多創)

模試での成績で常に上を行かれる少女にレトロゲーム知識で勝負を挑む女子が主人公の物語。
有名なレトロゲーム雑学の上に更にマニアックな情報を被せてくるスタイルが特徴的。


5/20『ハネチンとブッキーのお子さま診療録(2)』(佐原ミズ)

子育てに悪戦苦闘するシングルファーザーの男性と一風変わった小児科医が主人公の医療物。
予想がつかない子供達の行動に振り回されて疲弊した大人達の姿にリアリティがある。


5/22『君と宇宙を歩くために(2)』(泥ノ田犬彦)

ヤンキーの少年と転校生のもう一人の少年、「普通」ができない二人を描く物語。
タイプは違うが類似の悩みを持ち、互いを尊重し合う二人の関係性がたまらなく愛おしい。


5/22『紛争でしたら八田まで(15)』(田素弘)

世界中の紛争地に赴き問題を解決する地政学コンサルタントの女性を描いた作品。
億万長者の社会貢献など昨今の社会情勢を上手くストーリーに落とし込んでいる。


5/22『天狗の台所(4)』(田中相)

14歳の1年間、隠遁生活を送る少年とその兄、天狗の末裔二人のスローライフを描いた作品。
都会育ちで現代っ子な主人公が不自由な田舎の生活に豊かさを覚えていくストーリーが素敵。


5/22『ダーウィン事変(7)』(うめざわしゅん)

人間とチンパンジーの間に生まれた「ヒューマンジー」の少年が主人公の物語。
主人公達の出生の秘密やテロリスト集団の躍進などストーリーの各要素に緊迫感がある。


5/22『8月31日のロングサマー(4)』(伊藤一角)

ループする8月31日を抜け出すために関係を深めようとする男女を描いたラブコメディ。
恋愛の攻守が頻繁に入れ替わりお互いへの意識を強め合っていくストーリー構成が巧み。


5/23『放課後メタバース(2)』(秋★枝)

図書委員で一緒になった口下手陰キャ男子とコミュ強陽キャ女子とのやり取りを描く物語。
考えすぎる主人公の思考の論理展開や魅力的なヒロインなど秋★枝作品らしい魅力たっぷり。


5/24『その着せ替え人形は恋をする(13)』(福田晋一)

人形職人を目指す少年と彼にコスプレ衣装作成を依頼するオタクギャルを描くラブコメディ。
主人公男子が悩み苦しみながらそれを乗り越えてコスプレ衣装を創作していく描写が力強い。


5/27『SAN値直葬!闇バイト(2)』(ムクロメ)

金にがめつい貧乏少女が怪物のぬいぐるみを仕入れる怪しいバイトに勤しむコメディ。
クトゥルフ神話ベース設定の不穏さにパワフルなコメディのノリが負けていないのがすごい。


5/30『レ・セルバン(4)』(濱田浩輔)

魔物に支配された自国を取り戻すために戦う亡国の王とその娘との旅を描くファンタジー。
作り込まれた世界観と重厚なストーリー、それらを表現する美しい作画が魅力的。