もう夏ですね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。
7/1『Lv1魔王とワンルーム勇者(11)(完)』(toufu)
勇者に討たれ不完全な形で復活した魔王と落ちぶれてニート生活を送る勇者を描く物語。
満を持しての魔王との対峙からどのようにお話が畳まれたか予想がつかないので楽しみ。
7/4『呪術廻戦(27)』(芥見下々)
社会に潜んだ呪いを祓う呪術師と呪霊との戦いを描く物語。
前巻ラストの絶望的なシチュエーションからどのように話が進んでいくか楽しみ。
7/4『グリーングリーングリーンズ(2)』(寺坂研人)
熱中できることのない空っぽな少年がゴルフのプロを目指す少女と出会い変わっていく物語。
主人公の成長や目標となる人物やライバルの配置などスポーツ漫画としてわかりやすい。
7/4『ONE PIECE(109)』(尾田栄一郎)
「ひとつなぎの大秘宝」を求めて大海原を旅する麦わら海賊団の冒険を描く物語。
これまで蓄積されてきたストーリーを活かしながら規模の大きいイベントが次々起こり爽快。
7/4『僕とロボコ(18)』(宮崎周平)
平凡な少年の家にやってきたちょっと変なメイドロボが巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画。
連載も長期化する中で様々な方面にお話を広げる模索が見られて興味深い。
7/4『ラーメン赤猫(8)』(アンギャマン)
個性的な猫達と1人の人間が働くラーメン屋さんを舞台にした物語。
人間社会で喋る猫が人間同様の権利を得るための試験の存在など独特の設定が面白い。
7/4『カグラバチ(3)』(外薗健)
父を殺された刀鍛冶の息子が特殊な力を持つ妖刀を携えて仇打ちの旅をする物語。
容赦のない暴力やスタイリッシュな戦闘シーンなどで作品の雰囲気が上手く演出されている。
7/4『氷の城壁(12)』(阿賀沢紅茶)
人と距離を取りがちな女子高生含む男女グループ4人組の交流を描く物語。
キャラ同士の関係性をスピーディに変化させつつそれに伴う心理変化が繊細に描かれている。
7/4『願いのアストロ(1)』(和久井健)
ある出来事により混乱した世界を舞台に極道の義侠心に憧れる大ヤクザの息子を描く物語。
『東京卍リベンジャーズ』の和久井健先生新作。少年漫画らしいキャラクタや設定。
7/4『ドクの贈物(上)』(DODOTAN)
絵の才能はあるが貧乏な少年が同級生から絵具を盗んだところを目撃され転落していく物語。
罪を犯したことに対する主人公の後悔や罪悪感の心理描写に緊迫感があり身につまされる。
7/4『暗黒デルタ(1)』(有波)
人間の負の感情からエネルギーを吸い取る異世界の住人達の活動を描く物語。
平行世界的なトリッキーの設定と人間とは軸が異なる異世界人の価値観がユニーク。
7/4『夏の終点(下)』(西尾拓也)
転校生のクラスメイト男子を好きになった中学生女子の淡い恋愛を描く物語。
大胆に省略された描線や贅沢な余白などを組み合わせた画面表現は淡い雰囲気でユニーク。
7/5『ワレワレハ(1)』(松枝穂積)
メイクで地味な素顔を擬態する女子大生と人間に擬態する宇宙人との交流を描いたコメディ。
お互い異なる理由で素性を隠しながらも妙に会話がかみ合う二人のやり取りが滑稽。
7/5『ギャルとツチノコ(1)』(トミムラコタ)
オカルト好きの男子高校生と彼から正体がツチノコと思われているギャルを描くコメディ。
『ギャルと恐竜』のトミムラコタ先生新作。類似作品と思いきや今度はラブコメな雰囲気。
7/8『AIの遺電子 Blue Age(8)』(山田胡瓜)
ヒューマノイドが人間に交じって生活する近未来の医療現場を描くSF。
本シリーズ特有の作品世界における近未来描写のリアリティ演出は巧み。
7/8『僕が恋するコズミックスター(4)(完)』(縁山)
宇宙からやってきた少女とともにヒーロー活動をすることになった少年が主人公の物語。
主人公二人がバディ関係と恋愛関係の間で揺れ動く姿がじれったくて可愛らしい
7/8『こっち向いてよ向井くん(7)』(ねむようこ)
25歳で恋人にフラれてから10年間恋愛していない会社員男性の新しい恋への奮起を描く物語。
10年前の恋愛に向き合うことを強いられてメンタルをずたずたにされる主人公が不憫。
7/9『ブレス(5)』(園山ゆきの)
メイクアップアーティストを目指す少年とモデル志望の少女が主人公の物語。
スタイリッシュな人物作画が魅力的で夢を追う若者達の表情なんかも素敵。
7/9『オフ会したらとんでもないやつが来た話(5)』(mii.m)
BL作品のオフ会で出会った一般女性とヤクザ男性のオタ活を描くコメディ。
極道とオタクという普通なら混ぜない組み合わせを活かしたギャグはインパクトが強い。
7/9『鬼ゴロシ(14)』(河部真道)
謎の暴漢集団に家族を殺され自身も頭部を損傷した男の復讐劇を描く物語。
常人が想像できる範囲をはるかに超える暴力の連鎖を描いてきた本作にも最終決戦が迫る。
7/10『あくまでクジャクの話です。(2)』(小出もと貴)
恋愛に悩む男性教師と生物学を通して恋愛の悩みに答える変な女子高生との交流を描く物語。
冷酷でエキセントリックなようで初心な一面も持つヒロインが造形も含めて大変魅力的。
7/11『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!(25)』(谷川ニコ)
陰気で口の悪い女子高生とその周りのクラスメイト達を描いた青春コメディ。
癖の強すぎるキャラクタ達の個性をごった煮にした闇鍋のような作品になってきた。
7/11『裏バイト:逃亡禁止(13)』(田口翔太郎)
超常現象による命の危険がある裏バイトに勤しむ女子二人が主人公のホラー漫画。
大いなる存在に打ちのめされるような後味が悪いホラースタイルには安定感がある。
7/12『J⇔M ジェイエム(3)』(大武政夫)
女子小学生と身体が入れ替わってしまった殺し屋の奮闘を描いたコメディ。
バカバカしい設定に振り回されるキャラ達のドタバタ感や顔芸はコメディとして腕力が強い。
7/12『ウスズミの果て(3)』(岩宗治生)
人類がほぼ死滅した世界で生存者を探して旅をする女性と謎の生物を描く物語。
退廃した世界に残されたごくわずかな人間同士の交流の中で絆が生まれていく描写が素敵。
7/16『いつか死ぬなら絵を売ってから(4)』(ぱらり)
不遇な境遇ながら特異な絵を描く男性と彼の才能を見出した美術商の男性が主人公の物語。
主人公二人のサクセスストーリーやその前に立ちふさがる障壁など構成が良く練られている。
7/16『こいくちルームシェア(3)(完)』(ハルミチヒロ)
腐女子とドルオタの年上女性二人とルームシェアをすることになった少女を描く物語。
奇行に近いディープなオタ活に邁進するオタク達の姿が滑稽で楽しい。
7/17『生徒会にも穴はある!(7)』(むちまろ)
曲者揃いの生徒会の過激でちょっとエッチな日常を描いた下ネタコメディ。
性格的にも造形的にも尖った個性を持ったキャラ達の掛け合いはハイテンションで楽しい。
7/18『ドッグスレッド(3)』(野田サトル)
夢が潰えたフィギュアスケータの少年がアイスホッケーに舞台を移して戦う物語。
癖が強めでエネルギッシュなキャラクタ達が繰り広げる掛け合いは野田サトルワールド全開。
7/18『【推しの子】(15)』(赤坂アカ/横槍メンゴ)
人気アイドルの隠し子である双子の兄妹がそれぞれの方法で母の足跡をたどる芸能界物語。
各キャラクタの本心を掘り下げながら物語としての核心に迫っている雰囲気。
7/18『少年のアビス(17)』(峰浪りょう)
閉塞的な田舎町に囚われる少年と彼を慕う周りの女性達との関係を描く物語。
最後に立ちふさがる障害が柴沢なのが面白い。最後までヒールの役割を演じてくれている。
7/18『異世界ありがとう(6)』(荒井小豆/ジアナズ)
異世界転生した30代男性二人がRPG風のファンタジー世界を冒険する物語。
本作ならではの転生者物の設定とファンタジー世界観を上手く組み合わせている印象。
7/18『霧尾ファンクラブ(5)』(地球のお魚ぽんちゃん)
クラスメイトの男子が好きすぎて奇行に走る女子二人を描いた片思いコメディ。
意中の男子との距離が近づいても相変わらず暴走し続ける主人公二人の掛け合いが楽しい。
7/20『おのれ人間ども(2)』(八十八良)
人間を恨む大妖怪が人間との間に出来た子供の育児に奮闘するコメディ。
主人公が育児で理不尽な目にあうたびに怒りの矛先を人類全体に向ける姿が滑稽。
7/23『青野くんに触りたいから死にたい(12)』(椎名うみ)
死んで幽霊になった恋人を一途に愛し続ける女子高生を描いた純愛ホラー。
子供を育てる能力のない未熟な母親と子供達の悲惨なやり取りが生々しく身につまされる。
7/23『フラジャイル(28)』(恵三朗/草水敏)
性格と口と人相が極めて悪い、病気の原因過程を診断する病理医が主人公の病院ドラマ。
宮崎先生の成長が誇らしいと同時に岸先生と異なる道を歩み始める様子には哀愁も漂う。
7/23『平和の国の島崎へ(6)』(濱田轟天/瀬下猛)
国際テロ組織の工作員だった男性が一般人になり平和な日本で暮らす物語。
平穏な生活を守るために暴力に頼らざるを得ない矛盾を描くストーリーがよくできている。
7/23『だんドーン(4)』(泰三子)
幕末を舞台に「日本警察の父」と呼ばれる男、川路利良の生涯を描く物語。
キャラクタ達の思考や言動が当時と現代の価値観をミックスしたような雰囲気がユニーク。
7/23『焼いてるふたり(16)』(ハナツカシオリ)
BBQ好きの男性としっかり者のようで抜けている女性との夫婦生活を描いた作品。
主人公達だけでなく周囲のキャラクタ達も含めてのほほんとした空気に癒される。
7/23『こどもどろぼう(2)』(山吹)
父母と娘、仲良し家族と彼らの自宅に押し入った空き巣の男との奇妙な関係を描く物語。
異常事態なのに妙に能天気な人物が多いせいで常識人の父親が四苦八苦している様子が滑稽。
7/24『ただの飯フレです(3)』(さのさくら)
マッチングアプリで出会ったご飯を食べるためだけに集まる男女を描く物語。
女性を尊重しているようで見下す男性など古い価値観に対する疑問符が丁寧に描かれている。
7/25『スーパーの裏でヤニ吸うふたり(5)』(地主)
スーパーに通う会社員男性とそこの従業員女性との喫煙所での会合を描いた作品。
心地よい距離感だった主人公二人の意識が変化していっており関係性の行く末が気になる。
7/25『月出づる街の人々(3)』(酢豚ゆうき)
メデューサや狼男など、全ての人間に人外の性質が備わっている世界を舞台にした日常物。
透明人間の赤ちゃんの世話が大変な話など、人外の日常生活に関するアイディアがユニーク。
7/29『勇気あるものより散れ(6)』(相田裕)
明治の東京を舞台に不死の少女と死に場所を求める武士がある目的のために共闘する物語。
不死の一族と眷属達との絆が深い分、残酷無情なストーリーがより引き立っている。
7/30『クライマックスネクロマンス(1)』(水上悟志/瀬戸一里)
死霊魔術師を滅することを目指す少年と異世界転生してきた少女を描くファンタジー。
水上悟志先生が原作。第1話から非常にトリッキーな構成で度肝を抜かれた。
7/31『神クズ☆アイドル(8)』(いそふらぼん肘樹)
やる気ゼロな男性アイドルと女性トップアイドルの幽霊とのコンビを描いたコメディ。
強烈な個性を持ったキャラ達が繰り広げるハイテンションな掛け合いが賑やか。