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まだまだ残暑が続きそうですね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。

9/2『恋とか夢とかてんてんてん(2)』(世良田波波)

一方的に認知している片想い男性の転勤について大阪に移り住んだフリーター女性の物語。 
夢を無くし閉塞感のある日々を過ごす主人公が恋にすがって衝動的に行動する姿にハラハラ。


9/4『僕とロボコ(19)』(宮崎周平)

平凡な少年の家にやってきたちょっと変なメイドロボが巻き起こす騒動を描いたギャグ漫画。 
シュールな作中作メインの回などでマンネリを切り抜けていこうとする姿勢が感じ取れる。


9/4『グリーングリーングリーンズ(3)』(寺坂研人)

熱中できることのない空っぽな少年がゴルフのプロを目指す少女と出会い変わっていく物語。
主人公が試行錯誤しながら技能を向上させていく過程が丁寧に描かれている。


9/4『逃げ上手の若君(17)』(松井優征)

生きる英雄と殺す英雄、北条時行と足利尊氏の生死を賭けた鬼ごっこを描く物語。
現代人とは異なる価値観を誇張させながらキャラクタの個性に落とし込む手法は巧み。


9/4『ゴーストフィクサーズ(2)』(田中靖規)

GHOSTと呼ばれる非現実的現象を調査・管理する校正官達の戦いを描く物語。
拡張性が高そうな設定や行動力のあるキャラ達、スタイリッシュな戦闘シーンなど魅力的。


9/4『ルリドラゴン(2)』(眞藤雅興)

ある日突然角が生えてきた人間と龍のハーフ少女が主人公の物語。
2年ぶりの新刊。人付き合いが苦手な主人公が周りと打ち解けていくストーリーが心地よい。


9/4『氷の城壁(13)』(阿賀沢紅茶)

人と距離を取りがちな女子高生含む男女グループ4人組の交流を描く物語。
恋愛感情を自覚してアプローチをする様子など付き合う前の楽しい期間が描かれいる。


9/4『ふつうの軽音部(3)』(出内テツオ/クワハリ)

邦楽ロック好きの少女が高校入学を期にギターを買って軽音部に入部する物語。 
挫折しても腐らず周囲からの嘲笑さえもエネルギーに変える主人公の前向きな姿勢が素敵。


9/4『超巡! 超条先輩(2)』(沼駿)

超能力で捜査を行う嫌われ者の警官と彼の相棒となった新米警官が主人公のコメディ。
ひねくれたキャラクタ達や言語センス溢れる鋭いツッコミなどコメディとして高クオリティ。


9/4『サチ録~サチの黙示録~(3)』(茶んた)

日々の行いに対する採点結果に人類滅亡の命運が託されたクソガキが主人公のコメディ。
憎まれ口をたたき合いながらも互いを想い合うメインキャラ3人の関係性に癒される。


9/4『馬刺しが食べたい()』(桜井さよる)

描いた馬刺しの絵でバズった少女とある悩みを抱えた少年との奇妙な関係を描く物語。
妙な設定と主人公二人のヘンテコなやり取りが独特で楽しい。


9/4『推しをカタチにする仕事(1)』(安藤狂太郎)

アニメや漫画のコラボ商品やキャラクターグッズを企画、制作する会社を舞台にした物語。
面白い題材に灰汁の強いキャラクタ、鋭いツッコミが入る掛け合いが合わさって楽しい。


9/4『SPY×FAMILY(14)』(遠藤達哉)

スパイの父と殺し屋の母と超能力者の娘、正体を隠す3人を描く擬似家族コメディ。
新たなファミリーが登場したり物語を広げていく展開が目立つ。


9/4『深層のラプタ(1)』(空空北野田)

ある目的で作られたAI少女がネットゲームで知り合った人間の少年に恋をする物語。
AIに心を持つオーソドックスなストーリーに独自の設定が上手く組み合わさっている。


9/5『みょーちゃん先生はかく語りき(6)』(鹿成トクサク/無敵ソーダ)

生徒達からの下ネタ相談に本気で答えようと努力する養護教諭女性が主人公の作品。
なんにでも一生懸命取り組み過ぎる主人公のキャラクタが魅力的。


9/5『ねずみの初恋(3)』(大瀬戸陸)

一般人の青年に恋をした殺し屋の少女が彼を生き残らせるために殺しの術を教える物語。 
恋に夢中な女子と冷酷な殺し屋が主人公の中で混在しているのがユニーク。


9/5『ヒッツ(8)』(柴田ヨクサル/沢真)

殺し屋の少年と彼の前に現れた「もう一人の自分」の二人が主人公のアクション物。 
個性的すぎるキャラクタ達のこの上なく灰汁の強いやり取りは強烈な腕力がある。


9/5『かげきしょうじょ!!(15)』(斉木久美子)

女性だけで構成された名門歌劇団の養成機関である音楽学校を舞台にした物語。
舞台に憧れ大願を抱き夢への道を進んでいく少女達の姿がキラキラと眩しい。


9/6『グランメタルオルガンズ(1)』(志木浩雄)

人類が電力を生み出せるようになった世界で迫害される少年を主人公にした物語。
第1話の構成とその後への引きの強さが素晴らしい。陰影の強い画面も特徴的。


9/9『アカデミックハイプ(1)』(西塔しゅんけ)

優等生男女2人がある目的のために全国屈指の不良が集う高校でトップを目指す物語。
ぶっ飛んだ設定とパワフルなストーリー、力強い作画が合わさってよい雰囲気。


9/9『ういちの島(2)』(都留泰作)

孤立した小さな島を舞台に研究者の女性が奇妙な事件に巻き込まれていくパニックホラー。 
絶望的な状況でもキャラクタ達がどこか人間臭い思考なのが都留泰作作品らしい


9/10『おくりものコンシェルジュ(1)』(メクチハナ)

田舎出身がコンプレックスの編集者女性と贈り物のプロである男性が主人公の物語。
実在のギフトを題材にキャラクタの本質を掘り下げていくストーリーが素敵。


9/11『かさねと昴(5)』(山田金鉄)

女装が趣味な会社員男性と彼の同僚の女性との交流を描く物語。
男女の交際において許容できる行為などを確認し合う二人の関係性の進め方が素敵。


9/11『あのときのこどもさん(2)』(カメントツ)

1990年代に小学生だった作者が平成初期のカルチャーなどの思い出を描くエッセイ風漫画。
90年代のホビーやカルチャー描写はある時代の記録としても興味深い内容。


9/11『今日のさんぽんた(9)』(田岡りき)

ややアホな女子とちょっと生意気な柴犬との散歩風景を描く一人と一匹コメディ。
女子側の学生生活の堕落っぷりに対して犬が冷ややかなツッコミを入れる構図は滑稽。


9/11『異世界人生劇場~竜と魔王とエビフライ~(2)』(ka92)

エビフライで戦う英雄の話などちょっと変わった設定を詰め込んだ異世界ショートショート。
現代日本の文化を曲解して異世界に持ち込んだりとトリッキーなネタが楽しい。


9/12『黄泉のツガイ(8)』(荒川弘)

ある村で生まれた双子の兄妹を中心に繰り広げられるファンタジー作品。
本作独特の設定を活かして繰り広げられる戦闘シーンなどに荒川ファンタジーらしさがある。


9/13『傲慢と善良(1)』(鶴谷香央理/辻村深月)

婚約直後に失踪した婚約者を探して彼女の過去と向き合う男性が主人公の物語。
『メタモルフォーゼの縁側』の鶴谷香央理先生がベストセラー小説をコミカライズ。


9/13『黒巫鏡談(1)』(戸川四餡)

日本統治時代の朝鮮半島を舞台に三文小説家と異端の巫女コンビが怪異と戦う物語。
題材と舞台がユニークで暗めの画面も不気味な雰囲気を上手く演出している。


9/17『やっぱ人間やめて正解だわ(1)』(偽BEなんとか)

鈍感な幼馴染男子と関係を持つためにアンドロイドのフリをする少女を描いたコメディ。
癖の強い主人公二人が繰り広げる主導権争いの攻防がヘンテコテンションで楽しい。


9/18『レッドブルー(11)』(波切敦)

いじめられっ子だった少年がある理由から総合格闘技を始める物語。 
多様な戦略が魅力の総合格闘技という題材の面白さを上手く描いている印象。


9/18『廻天のアルバス(1)』(牧彰久)

とある理由から魔王討伐の旅路を過剰に急ぐ勇者とそのパーティの冒険を描くファンタジー。
メタ設定を上手く活かしたストーリーと軽快なコメディが上手くかみ合っている。


9/19『ダイヤモンドの功罪(7)』(平井大橋)

規格外の才能ゆえに野球を楽しむことが許されない少年が主人公の物語。
多方面から主人公が追い込まれていくシチュエーションの作り方が見事ゆえに残酷。


9/19『ハヴィラ戦記(1)』(みのすけ)

男女関係の組み合わせまで人間に管理される人型の小さな生き物達の戦いを描く物語。
オリジナリティの高い設定と作り込まれた世界観、それを活かすストーリー構成が魅力的。


9/19『こももりた(1)』(小瀬川木虎/あおいりか)

敏腕漫画編集者が才能が全くない漫画家志望のヤクザの娘と同居生活を始めるコメディ。
ヤクザとヒロインの暴走に振り回されて四苦八苦する編集者の姿が滑稽。


9/19『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ(4)』(魚豊)

契約社員で働く青年が人生を成功に導くために恋をしようと奮闘する物語。
社会的弱者が言葉巧みに惑わされて陰謀論にハマる姿に現実感がある。


9/19『霧尾ファンクラブ(6)』(地球のお魚ぽんちゃん)

クラスメイトの男子が好きすぎて奇行に走る女子二人を描いた片思いコメディ。
主人公二人の奇行やぶっ飛んだアイディアは楽しい。三人の関係にどのようなオチがつくか。


9/20『焼いてるふたり(17)』(ハナツカシオリ)

BBQ好きの男性としっかり者のようで抜けている女性との夫婦生活を描いた作品。
登場する料理は美味しそうで再現したくなるしキャラ達の交流の様子も可愛くて癒される。


9/20『カオスゲーム(5)』(山嵜大輝)

週刊誌記者の女性が奇妙な殺人鬼と自身の不思議な記憶の謎に迫るサスペンス。
妙に灰汁の強いキャラクタ達や掛け合いが激しめのコメディシーンなど特徴的で面白い。


9/20『ザ・キンクス(2)』(榎本俊二)

小説家の父親と専業主婦の母親、娘と息子の4人家族の日常を描いた作品。
人間味溢れるキャラクタ達の交流が温かな雰囲気で心地よい。


9/21『僕の妻は感情がない(8)』(杉浦次郎)

料理用の家事ロボットと彼女を妻として扱う会社員男性との交流を描く物語。
ロボットSF作品の普遍的なテーマを本作ならではのストーリーで丁寧に描いてくれている。


9/21『ニセモノの錬金術師(3)』(杉浦次郎/うめ丸)

チートスキルで錬金術師を演じる転生者の男性と彼が買った奴隷の少女を描くファンタジー。
オリジナリティの高い設定や癖の強いキャラ達の配置などしっかり作り込まれている印象。


9/21『FX戦士くるみちゃん(7)』(でむにゃん/炭酸だいすき)

FXが原因で自死した母親の無念を晴らすため自らもFXの世界に挑戦する女子大生の物語。
危ういバランスで維持されている主要4人の人間関係が今にも崩壊しそうでハラハラ。


9/25『ローズ ローズィ ローズフル バッド (5)』(いくえみ綾)

ゆるキャラ漫画が代表作のアラフォー女性漫画家が少女漫画を描くために奮闘する物語。
恋愛よりも仕事を優先してしまう主人公の心情にリアリティがある。


9/25『俺より弱いやつに会いに行く』(押切蓮介)

『ハイスコアガール:の押切蓮介がストリートファイター6に勤しむ姿を描いたエッセイ漫画。
『ピコピコ少年』シリーズの頃からの妙な語り口のエッセイスタイルは健在。


9/26『まめとむぎ(1)』(谷口菜津子)
人生どん底の無職女性と料理上手のもう一人の女性が発酵居酒屋を経営する物語。
『今夜すきやきだよ』の谷口菜津子新作。食事描写を通した人間ドラマが谷口作品らしい。


9/26『風呂屋のフーコ80's(1)』(鳴果なる)

80年代の大阪を舞台に風呂屋を営む家族と近隣住民との温かい交流を描く物語。
アットホームな人間ドラマとエネルギッシュな昭和後期の雰囲気が心地よい。


9/27『ぷにるはかわいいスライム(6)』(まえだくん)

命が宿ったスライム少女と彼女を作った少年との交流を描いたコメディ。
子供向けのレーベル作品ながら哲学的なテーマも描かれており油断ならない読み味。


9/28『転がる姉弟(6)』(森つぶみ)

親の再婚により新しく家族となった姉と弟を中心に繰り広げられる物語。
姉弟や家族、友人達との温かい交流が美しく描かれておりキャラ達がたまらなく愛おしい。


9/28『鬼ゴロシ(15)』(河部真道)

謎の暴漢集団に家族を殺され自身も頭部を損傷した男の復讐劇を描く物語。
矢継ぎ早に繰り出される暴力と狂気は胸焼けするような濃度。


9/30『フールナイト(9)』(安田佳澄)

死が迫る人々を植物に変える「転花」が普及した世界を舞台にした物語。
主人公が仲間達と幸せな時間を過ごすにつれて彼の死が近づいている事実が一層切なくなる。


9/30『イマジナリー(3)』(幾花にいろ)

幼馴染で微妙な距離感の男女を中心に大学生達の交流を描く物語。
中身があるようでないような友人同士のとりとめのない会話にリアリティがある。


9/30『主君と旅する幾つかの心得(1)』(速水螺旋人)

個性豊かな三人(?)組の銀河を巡る様々な旅の様子を描いたファンタジー。
前作『男爵にふさわしい銀河旅行』と同様に一話完結形式で宇宙の旅が描かれる。