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年末も近づいてきましたね皆さん、無理のない範囲で漫画を読みましょう。

11/4『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和GB(9)』(増田こうすけ)

歴史上の人物を使ったり変な設定が繰り広げられたりするギャグオムニバス。
連載25周年というギャグ漫画としては超長寿作品になってもクオリティは安定している。


11/4『姫様"拷問"の時間です(18)』(ひらけい/春原ロビンソン)

シャカシャカポテトやメロンパンなど様々な拷問を受ける囚われの姫を描いたコメディ。
拷問や囚われの姫という概念が歪み切った空間で繰り広げられるギャグに安定感がある。


11/4『であいもん(20)』(浅野りん)

のんきな青年としっかり者の少女が主人公の京都の和菓子屋を舞台にしたホームドラマ。
作品としては一つの区切りを迎えた前巻からストーリーはどのような方向に進んでいくか。


11/4『チハヤリスタート!(3)』(たけうちホロウ)

足が速いだけでチヤホヤされていた少女とライバルとなるもう一人の少女を描く陸上物語。
陸上から距離を置いていた少女達が新たな一歩を踏み出していく構成がドラマティック。


11/4『ONE PIECE(113)』(尾田栄一郎)

「ひとつなぎの大秘宝」を求めて大海原を旅する麦わら海賊団の冒険を描く物語。
最終章でも新たなキャラや設定を出してまだ作品世界を広げようとする貪欲さは本作らしい。


11/4『おかえり水平線(2)』(渡部大羊)

銭湯を舞台に高校生の少年と突如現れた父親の隠し子を名乗るもう一人の少年を描く物語。
住民達の憩いの場である銭湯という舞台を活かした人情味溢れる人々の交流が温かい。


11/4『ゴーストフィクサーズ(6)』(田中靖規)

GHOSTと呼ばれる非現実的現象を調査・管理する校正官達の戦いを描く物語。
大規模な制約を強いるトリッキーな敵キャラに立ち向かう展開は能力バトルらしくて素敵。


11/4『なにも理解らない(1)』(7Liquid)

記憶喪失の状態で言葉さえ通じない異世界に放り出された青年が主人公の物語。
現地住人との交流などの断片的な情報をもとに模索していく雰囲気が面白い。


11/6『税金で買った本(17)』(ずいの/系山冏)

ひょんなことから図書館で働くことになったヤンキー少年が主人公の物語。
制限が強い題材ながらお話のバリエーションが豊か。


11/7『阿佐ヶ谷サキュバス同人物語(1)』(縁山)

売れないエロ同人作家の女性と処女サキュバスコンビがエロ漫画創作に取り組むコメディ。
縁山先生の新作。灰汁の強いキャラクタと機知に富んだ会話のセンスが魅力的。


11/8『魔法少女イナバ(1)』(猫にゃん)

自身を魔法少女だと信じて疑わない女性が世にはびこる悪と戦う物語。
インパクトの強かった読切作品が連載化してどのように話を広げていくか楽しみ。


11/8『発達障害なわたしたち(2)』(町田粥)

ADHDの特徴がある漫画家と編集者が様々な発達障害の方々にインタビューするレポ漫画。
症例エピソードの言語化能力が高く、発達障害への理解を深める本としてよくできている。


11/8『酒蔵かもし婚(2)』(菅原じょにえる/増田晶文)

専業主夫志望の無職男性が婚活で出会った女性して婚約して酒蔵に婿養子に入る物語。
天然だけど誠実で憎めない主人公と口数は足りないが情熱を秘めたヒロインどちらも魅力的。


11/12『黄泉のツガイ(11)』(荒川弘)

ある村で生まれた双子の兄妹を中心に繰り広げられるファンタジー作品。
真の敵が明らかになり今まで敵対していた勢力と味方一行が共闘する熱い展開になってきた。


11/12『ウリッコ(1)』(殺野高菜/大森かなた)

漫画喫茶に住み売春して生活費を稼ぐ女性が人生一発逆転を目指して漫画を描き始める物語。
その日暮らしで生きる主人公の投げやりで短絡的な思考にリアリティがある。


11/12『東京最低最悪最高!(3)』(鳥トマト)

東京の出版社を舞台に現実に絶望しつつも折り合いをつけながら生きる人々を描く群像劇。
現代日本社会の醜悪な部分を誇張したストーリーは露悪的ながらインパクトが強い。


11/12『100年の経(4)』(赤井千歳)

100年のコールドスリープから目覚めた小説家が文章生成AIが席巻する文学界に挑む物語。
現実の創作に対するAIの活用や規制の議論からも想像できる近未来描写にリアリティがある。


11/13『ミュージアムのふたり(2)』(山崎虔十)

悪評から逃れたくて博物館で働き始めた女性と先輩の学芸員女性が主人公の物語。
人々との温かな交流の中で荒んでいた主人公女性が柔和な雰囲気になっていく様子が素敵。


11/14『香港ネクロポリス(1)』(越谷美咲)

香港を舞台に猪突猛進の女性刑事と謎の男のコンビが繰り広げるネクロマンスアクション。
美麗な絵柄で描かれるユニークな画面構成やハードボイルドな雰囲気が魅力的。


11/14『かみちゃんがいればマル(1)』(古田青葉)

家庭環境に問題がある少女とお隣に住む紙袋を被った不思議なお友達の交流を描く物語。
可愛らしい絵柄ゆえに異質な友人の存在や変わってしまった母親の不気味さが際立つ。


11/17『虚構推理(24)』(片瀬茶柴/城平京)

怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
複数の妖怪系の昔ばなしを組み合わせながら土台にしたミステリ構成力が素晴らしい。


11/18『私の百合はお仕事です!(14)』(未幡)

お嬢様学園のコンセプトカフェで働く少女達の人間模様を描く百合物語。
普遍的な恋愛における思考回路が上手くストーリーに乗せられており濃密な読み味。


11/18『かくかまた(2)』(くさかべゆうへい)

周囲に隠れて漫画を描く女子と成績優秀な男子、漫画の専門学校に通う二人を描く物語。
癖が強すぎるキャラクタ達の妙な雰囲気の掛け合いは大変ユニーク。


11/19『ここは今から倫理です。(10)』(雨瀬シオリ)

問題を抱える生徒達と対話しながら倫理を説く高校教師を描いた物語。
多様な若者達の十人十色な悩みに対する描写にリアリティがある。


11/19『こんづくし(1)』(森長あやみ)

狐達が通う学校に自身を狐と偽って入学することになった人間の少女が主人公の物語。
『ぶんぶくたぬき』シリーズの森長あやみ新作。軽快でパンチの強いコメディが魅力。


11/19『バグエゴ(3)』(ONE/設楽清人)

ウラワザと呼ばれる現実世界のバグを活用しようとする男子高校生二人組を描く物語。
ぶっ飛んだアイディアとトリッキーなストーリーを豊かな画面表現が上手く演出している。


11/19『かわいい同盟(1)』(南文夏)

王子様キャラの女子とクラスの陰キャ女子、可愛いで繋がる二人の秘密の関係を描く物語。
『イジめてごっこ。』の南文夏新作。周囲には見せない姿をさらけ出し合う二人の関係が素敵。


11/20『ビバリウムで朝食を(4)(完)』(道満晴明)

街の七不思議の秘密を探る仲良し小学生3人組の少し不思議な冒険を描いた作品。
エッジの利いた世界観に個性豊かなキャラクタ達など、道満晴明作品らしい雰囲気たっぷり。


11/20『邪神の弁当屋さん(3)』(イシコ)

戦争を起こした罪で人間として謹慎中の神が弁当屋として働きながら人々と交流する物語。
描線の太い特徴的な絵柄と物悲しいがじんわり温かいストーリーがしっかり嚙み合っている。


11/21『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(8)』(ナガノ)

マスコット的な可愛い生き物達の日常を描いた作品。
メルヘンな世界に死と隣り合わせのシビアな現実が配置されている雰囲気は独特。


11/21『歌舞伎町カラオケ店員としくにさん(1)』(竹内佐千子)

ある目的を持ったカラオケ屋の店員とその店を訪れる様々な訪問客を描く物語。
人間の汚い部分を描いた描写がホラーめいておりインパクトが強い。


11/21『ランチユーインザスカイ』(伊藤九)

学校に馴染めない男子高校生が不登校気味のクラスメイトからある提案を受ける物語。
主人公の鬱屈した学生生活が思いもよらぬ方向に動いていくストーリー展開が魅力的。


11/21『ブスなんて言わないで(6)(完)』(とあるアラ子)

自身の容姿に自信のない女性と美容研究家の女性がルッキズムについて考える物語。
前巻ラストの展開から難しいテーマにどのように決着をつけるかお手並み拝見。


11/21『ブルーピリオド(18)』(山口つばさ)

高校2年時に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸術に打ち込む物語。
本作にとって重要なターニングポイント2つを迎えた前巻からどのように話が進むか楽しみ。


11/27『秘密法人デスメイカー(2)』(鰻田まあち)

ヒーローからの被虐願望がある怪人と彼女から生み出された怪人達との日常を描いたコメディ。
一般的な倫理基準からするとアウトよりを攻めているネタチョイスがスリリングで強烈。


11/28『ドカ食いダイスキ! もちづきさん(3)』(まるよのかもめ)

食欲に抗えず異常なカロリーを摂取する女性の奇行めいた食事風景を描いたコメディ。
理性をはるかに超越する食欲でホラーじみた異常行動を繰り返す姿を描写する構成が強烈。


11/28『勇気あるものより散れ(8)』(相田裕)

明治の東京を舞台に不死の少女と死に場所を求める武士がある目的のために共闘する物語。
過酷な運命に抗おうとする不死の一族や武士達の生き様が力強い。


11/29『とくにある日々(7)』(なか憲人)

女子高生二人とその周囲の人々のちょっとヘンテコなやり取りを描いた日常コメディ。
日常に潜む何気ない要素を取り上げて妙な方向に広げるスタイルに作者の独特の感性が光る。