
2026年2月読んだ漫画の中でオススメ作品のまとめです。
『チェンソーマン(23)』(藤本タツキ)
チェンソーの悪魔と同化した欲望に素直な男とある悪魔に憑りつかれた少女を描く物語。
作者の悪ふざけ的な展開も挟みつつ世界を転覆させるようなスケールの大きな戦闘が繰り広げられてハチャメチャ。おそらく本作も終盤でどのように話を畳むか楽しみ。
『推しをカタチにする仕事(4)(完)』(安藤狂太郎)
アニメや漫画のコラボ商品やキャラクタグッズを企画、制作する会社を舞台にしたコメディ。
エキセントリックなキャラクタ達による切れ味鋭いボケツッコミの応酬がハイテンポに繰り広げられる雰囲気が楽しい作品だった。
『税金で買った本(18)』(ずいの/系山冏)
ひょんなことから図書館で働くことになったヤンキー少年が主人公の物語。
電子図書館などの新しい取り組みの利便性と運営側の実態があけっぴろに描かれており興味深い。立場の違うグループの仲介に苦労する中間管理職の姿などにもリアリティがある。
『傷口と包帯(4)』(七井海星)
弱った人間に性的興奮を感じるヤクザの娘と彼女の世話を任されたヤクザを描くコメディ。
ヘンテコ性癖の言語化が上手く常人とかけ離れた感覚に対しても妙な納得感がある。お互い好意を持ちながらも立場と性癖に壁のある主人公二人の関係性の行方も気になるところ。
『松かげに憩う(6)』(雨瀬シオリ)
幕末の日本を舞台に、吉田松陰と彼の元に集う歴史の偉人達を描く物語。
史実のエピソードをもとに作者独自の解釈で脚色を加えて構築された歴史上の偉人達のエネルギッシュなキャラクタが素晴らしい。幕末の動乱とそれに翻弄されつつ抗う人々が力強く描かれている。
『ハネチンとブッキーのお子さま診療録(4)』(佐原ミズ)
子育てに悪戦苦闘するシングルファーザーの男性と一風変わった小児科医が主人公の医療物。
実際に子供に多い症例やその対処方法が丁寧に描かれているし、子育てに悩む大人や病状に悩む子供達の視点で組まれたエピソードもクオリティ高い。
『バーナード嬢曰く。(8)』(施川ユウキ)
似非読書家の女子高生とその読書家友人達との掛け合いを描いた読書あるあるコメディ。
幅広い文学作品を取り上げながら、独自の読書論を展開するキャラクタ達のロジカルかつコミカルな掛け合いが楽しい。エモーショナルなキャラクタ同士の掛け合いも素敵。
『ホイホ・ホイホイホ(2)』(ほしつ)
超能力に目覚めた女子高生とクラスメイトの女子二人を中心とした日常を描いたコメディ。
ゆるい雰囲気の絵柄と個性的なキャラクタ達が巻き起こす騒動のドタバタ具合やシュールなギャグの雰囲気が楽しい。ヘンテコな画面や構図の面白さも光る。
『チー付与(19)』(業務用餅/kisui/六志麻あさ)
物質を強化する能力を持つ青年と彼が所属する冒険者団体の人々を描くファンタジー作品。
あるべき王や家臣の姿を問う高尚な話の後に悪ふざけ全開の展開を持ってくる落差が本作らしくて面白い。各人の思惑が交錯し合う本章がどのような結末に向かうか楽しみ。
『のんのんの日常チャンネル(2)』(路田行)
自分の何気ない日常を配信するのが趣味の会社員女性に想わぬ出来事が起こる物語。
自然体で異常行動を取るキャラクタの言動が強烈。コミカルな絵柄と漫画表現はキュートながら繰り広げられる人間模様はヘビーでその緩急が面白い。
『たぬきはたぬき(1)』(堤葎子)
人間に化けて社会に溶け込もうと努力するも失敗ばかりの狸の少女が主人公の物語。
何事も上手くいかずみじめな思いに苦しんだり、優しくしてもらった相手にすぐに懐いたり、素直で人を疑うことを知らない主人公の危うさにハラハラさせられる。



























