
GWですね皆さん、、無理のない範囲で漫画を読みましょう。
5/1『逃げ上手の若君(25)』(松井優征)
生きる英雄と殺す英雄、北条時行と足利尊氏の生死を賭けた鬼ごっこを描く物語。
史実でも不可解な点を強烈なキャラクタや脚色で強引に解釈していく展開の制御が巧み。
5/1『呪術廻戦モジュロ(3)』(岩崎優次/芥見下々)
『呪術廻戦』本編から68年後の近未来を舞台に呪術師と宇宙人の会合を描くスピンオフ作品。
独特の作中ルールを前提として繰り広げられる人間模様や戦闘描写は原作同様の魅力がある。
5/1『さむわんへるつ(3)』(ヤマノエイ)
深夜ラジオの大喜利コーナーへの投稿という共通の趣味を持つ高校生男女を描く物語。
友人かつライバルでありつつお互いに好意を向け合い仲を深めていく二人の関係がキュート。
5/1『野球・文明・エイリアン(4)』(へじていと/山岸菜)
聡明な男子大学生と超野球好きの女子のカップルがエイリアンに野球を教える物語。
人類と異なる身体の構造を持った異星人の特性を活かした野球描写は思考実験のよう。
5/1『来見沢善彦の愚行(2)』(ときわ四葩)
昭和40年代を舞台にスランプの漫画家と漫画家志望の青年との奇妙な関係を描く物語。
急転直下な構成の第一話から綱渡りのような展開が続くストーリーがスリリング。
5/1『税金で買った本(19)』(ずいの/系山冏)
ひょんなことから図書館で働くことになったヤンキー少年が主人公の物語。
電子図書館などの新しい取り組みの利便性と運営側の実態が描かれており興味深い。
5/8『チー付与(20)』(業務用餅/kisui/六志麻あさ)
物質を強化する能力を持つ青年と彼が所属する冒険者団体の人々を描くファンタジー作品。
あるべき王や家臣の姿を問う高尚な話の後に悪ふざけ全開の話を持ってくる落差が本作らしい。
5/8『Vの食卓(1)』(山口八三)
血液ではなくビーツを食べる吸血鬼とビーツ農家の青年との田舎ライフを描いた作品。
ヘンテコな設定ながら妙な拘りの強い吸血鬼とのんびり屋の青年とのやり取りが面白い。
5/12『いつか宇宙から(1)』(西森博之/稲葉光史)
17歳の誕生日に両親から衝撃的な事実を告白された少年が主人公の物語。
西森博之原作。作画の稲葉先生が西森作品の雰囲気を上手く表現してくれている。
5/12『ミハルの戦場(4)』(濱田轟天/藤本ケンシ)
世界大戦後に分割統治される日本を舞台に狙撃手の少女と観測手の男性コンビを描く物語。
他国の占領下におかれた人々の貧しい生活や価値観の変異にリアリティがある。
5/13『ウリッコ(3)』(殺野高菜/大森かなた)
漫画喫茶に住み売春して生活費を稼ぐ女性が人生一発逆転を目指して漫画を描き始める物語。
人生に対して無気力な主人公が創作の面白さや技法を体験の中で学んでいく構成が巧み。
5/13『虐幸のくるちゃん(1)』(木陰ひな田)
母親の機嫌をよくするためだけに生きるように育てられた少女と家族との歪な関係を描く物語。
母親に価値観を植え付けられて自身の異常性に気づけない主人公の姿が哀れで危うい。
5/14『怪怪ギギギギギ(2)』(うぐいす祥子)
怪異現象が起こる立ち入り禁止の地域の謎を探ろうとする高校生3人を描くホラーコメディ。
楽天家でトラブル体質な主人公と怪異に興味津々なヒロインのコンビが良い塩梅。
5/15『海が走るエンドロール(9)(完)』(たらちねジョン)
65歳の女性がある青年との出会いをきっかけに映画製作を志す物語。
メイン二人の関係性や作品テーマにどのように決着をつけるか楽しみ。
5/15『ホテル・メッツァペウラへようこそ(8)』(福田星良)
フィンランドのホテルで働くことになった訳あり日本人青年が主人公の物語。
雄大で厳しい雪国の自然の中だからこそ生まれる温かい交流が鮮やかに描かれていて素敵。
5/15『司書正(4)』(丸山薫)
膨大な書の情報を暗記した抜け殻のような男を中心に繰り広げられる古代中国宮廷劇。
血を血で洗う宮廷政治の争いと司書正をベースにしたユニークな設定が上手くかみ合っている。
5/15『いやはや熱海くん(5)』(田沼朝)
顔が綺麗で男の人が好きな惚れっぽい男子高校生と周囲の人々を描く物語。
とりとめめのない会話など描写されるキャラクタ達の日常に妙な現実感があってユニーク。
5/15『かみちゃんがいればマル(2)』(古田青葉)
家庭環境に問題がある少女とお隣に住む紙袋を被った不思議なお友達の交流を描く物語。
ヘビーなシチュエーションでもコミカルかつ軽やかに進んでいく雰囲気が特徴的。
5/15『虚構推理(25)』(片瀬茶柴/城平京)
怪異たちから知恵の神として慕われる義眼義足の少女を主人公にした怪奇ミステリ。
作中作と現実を上手くリンクさせて二重構造にする構成に原作者の手腕が光る。
5/18『写らナイんです(8)』(コノシマルカ)
霊を引き寄せる体質に悩む少年と霊感ゼロだけど心霊写真を撮りたい少女が主人公の物語。
気の抜けたコメディの雰囲気が独特で暴れまわる個性的なキャラクタ達もキュート。一歩間違えば生命の危機となる怪奇現象をゆるく解決していく展開も面白い。
5/19『ハイこちら解奇部です(1)』(シマ・シンヤ)
警察から依頼を受けて呪いにまつわる事件を解決する老婆と青年コンビを描く物語。
シマ・シンヤ新作。アーティスティックな画面と理知的な雰囲気のキャラクタが素敵。
5/19『ドッグスレッド(8)』(野田サトル)
夢が潰えたフィギュアスケータの少年がアイスホッケーに舞台を移して戦う物語。
格下相手の試合で強引に戦力を削って接戦かつ熱い展開に持ち込む構成など力強い。
5/19『げにかすり(4)』(迫稔雄)
元プロボクサーの男性がプロモーターとしてボクシング界で成り上がっていく物語。
凄まじい熱量の画面と曲者揃いのキャラクタ達など、熱量溢れる作風が強烈。
5/20『平成敗残兵すみれちゃん(10)』(里見U)
元アイドルの31歳女性が従弟の男子高校生にプロデュースされて再始動する物語。
主人公の格好良さを描いた後に評価を地の底まで落とす話を持ってくる構成が本作らしい。
5/22『みちかとまり(4)』(田島列島)
田舎に住む少女と不思議な力を持ったもう一人の少女との交流を描いた作品。
不条理で理屈が通じない作品世界を読者に理解させないまま恐怖を感じさせるスタイルが独特。
5/22『歌舞伎町カラオケ店員としくにさん(2)』(竹内佐千子)
ある目的を持ったカラオケ屋の店員とその店を訪れる様々な訪問客を描く物語。
コメディ描写主体のお話から急転直下の展開でドス黒く醜悪な人間模様が描かれる構成が強烈。
5/22『君と宇宙を歩くために(6)』(泥ノ田犬彦)
ヤンキーの少年と転校生のもう一人の少年、「普通」ができない二人を描く物語。
高校のクラスの中で人間関係のちぐはぐが起こっても周囲の助けで復帰できる展開は優しい。
5/22『ブルーピリオド(19)』(山口つばさ)
高校2年時に絵を描く楽しさに目覚めた少年が芸術に打ち込む物語。
主人公の精緻な心理描写や青臭くも力強い人間ドラマなど非常に魅力的。
5/22『ヨメトメ☆にっき ~専業主婦歴30年の姑との日々~(1)』(桃聖純矢)
5/22『ヨメトメ☆にっき ~専業主婦歴30年の姑との日々~(1)』(桃聖純矢)
共働きの女性が専業主婦の姑に家事の効率化テクを教えるコメディ。
今までのやり方に拘り時短を否定しながらも最終的には受け入れる姑の葛藤が面白い。
5/25『ローズ ローズィ ローズフル バッド(7)』(いくえみ綾)
ゆるキャラ漫画が代表作のアラフォー女性漫画家が少女漫画を描くために奮闘する物語。
次々に移り変わる主人公の思考を乗せたストーリー展開はスピード感があって楽しい。
5/28『ザ・バックラッシャー(2)』(岡田索雲)
自身の正しさを証明するために変身ヒーローとして活動する44歳の無職男性を描く物語。
大した信念もない主人公が狂気をはらんだ思想の持ち主達と出会い気圧されていく様は滑稽。
5/29『二月に殺して桜に埋める(1)』(鳥トマト)
医学部受験を強要する母親と彼女に反抗して自分の人生を生きようとする少女を描く物語。
『東京最低最悪最高!』の鳥トマト新作。誇張された現代社会の生きにくさと閉塞感が強烈。
5/29『まなざし珠子の自由研究(1)』(乃木坂太郎)
事故死した教員を生き返らせるための自由研究に本気で取り組む少女と仲間達を描く物語。
『夏目アラタの結婚』の乃木坂太郎新作。斬新な設定をどう展開されていくか期待が高まる。


































